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第2部 パネルディスカッション
「幸福な最期」を選び取るために



 こちらは、平成30年3月に策定した高齢者福祉計画、介護保険事業計画に記載された高齢者の姿とまちづくり、目標とするものです。 武蔵野市では、「いつまでもいきいきと健康に、一人暮らしでも、認知症になっても、中・重度の要介護状態になっても、誰もが住み慣れた地域で生活を継続できる」それを目指してます。
 さらに、それを支えるものとして、自立支援・重度化防止に向けた医療と介護の連携、さらに、介護人材、地域福祉の担い手等、人材不足が非常に深刻になっていますので、高齢者を支える人材の確保・育成が、その目指す姿を支えるものとして位置付けた計画になっています。



 本日は、まちづくりやコミュニティの話ですので、「いつまでもいきいきと健康に誰もが住み慣れた地域で生活を継続できる」この部分のお話をしたいと思います。



 テンミリオンハウスのご紹介です。テンミリオンハウス、これはリバースモゲージによる遺贈物件・空き家・市有施設などを活用して、NPOや住民組織等が運営し、その活動に対して市が年間1,000万円を上限に補助をする、というものです。そこからテンミリオンハウスという名前になっています。
 「近・小・軽」と書いていますが、ご近所の小規模な施設で、軽快なフットワークをもって活動する施設という意味です。スライドの写真のような活動をしています。現在、8カ所の施設で活動しています。



 「元気な高齢者が支える側に テンミリオンハウスの挑戦」と書かせていただきました。テンミリオンハウス事業は介護保険制度が事業創設のきっかけになっています。介護保険の導入前に、市のデイサービスを利用している方を対象にモデル事業調査をすると、ご利用者の3割の方が介護保険を使えないという結果になりました。これらの3割の方をどのように支えていくのか、介護保険で非該当になった方々の受け皿が必要ではないかということから、このテンミリオンハウスの構想ができました。
 使われていない地域の資源を活用して、市民の力で支え合いの場をつくっていく。スライドの1番下に記載の通り、休眠施設を有効活用し、利用者はいつまでもいきいきと健康に活動ができる。運営者側にも生きがいややりがいが得られる。一石三鳥の事業です。



 テンミリオンハウスの1日です。お昼御飯は500円前後で食べられるようになっています。



 プログラムの一例です。これらのプログラムを選ぶのも運営団体の方々です。このプログラム以外にも、バスハイクや、クリスマス会など、季節の行事なども計画されています。
 利用者さんのなかで何かお得意なものがあれば、例えば、合唱のときにピアノ伴奏をお願いしたり、各種プログラムの講師等を務めていただきます。もちろん、外部講師を招くこともありますが、どの施設もいろいろ工夫をして活動しています。



 レモンキャブは、誰もが気軽に外出できるまちを目指した、外出が困難な方のための移送サービスです。運転手さんは同じまちに住んでいる方です。事業はお米屋さんのご協力からから始まりました。お米の配達をしているなかで外出が不自由になってきたご高齢の方の「○○まで連れていって欲しい」という言葉が事業化のきっかけになったと聞いています。




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