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不正利用の被害がきっかけで金融ITへ。決済基盤を支えるオーソリゼーション領域でPMを見据え成長を重ねる日々

橋詰 穂乃香 H.Hashizume

ITソリューション
オーソリ・決済システム本部入社:2023年 新卒入社

入社動機

研究で感じたつくる楽しさと不正利用の体験が金融ITへの関心を確かな方向へ導き、日本総研という選択に

大学ではカメラ映像を読み取り、身体の動きをゲーム操作に反映させる仕組みを研究していました。設計したロジックが想定通りに動作したときの手応えや、友人・教授から寄せられた意見をもとに改善を重ねていく過程は、ものづくりの楽しさを強く感じさせるものでした。アイデアが形となり、動作として現れる。その過程に伴う試行錯誤も含めて「ITを使って何かを前に進める」ことのやりがいを知った経験でした。そしてもう一つ、金融システムへの関心を決定づけた出来事として、大学時代にクレジットカードの不正利用被害を受けたことがあります。数千円規模ではありましたが、自分の知らないところで個人情報が漏洩し、取引が成立してしまう現実に驚愕しました。同時に、決済が普段どれほど当たり前に機能しているか、そしてそれを守る仕組みがあることの重要性にも気付きました。この経験は「安全な決済を支える仕組みに携わりたい」という意識へつながっています。

就職先として日本総研を選んだ理由は二つです。一つは、国内最大級の金融システムを支える立場にある点です。自分の仕事が社会の大きな流れと結びつく環境で、技術力を鍛えたいと感じました。もう一つは、インターンで接した社員の方々の姿勢です。責任感を持ちつつも柔らかい雰囲気で対話されていて、その人柄に惹かれました。「この人たちと働きたい」と思えたことが一番の入社理由です。

入社後の流れ

任される範囲が少しずつ広がり、理解の点が線に変わる過程が、次の案件につながる確かな基盤に

入社後は、3カ月間の合同研修からスタート。Java演習で基礎知識を学びつつ、一つの銀行アプリ機能を数名のチームで製作しました。7月に部署配属となってからは、約2カ月間の配属後研修を経てOJTとして先輩の案件に参加。オペレータが使用する「カード会員情報の照会システム」に関して、担当システムを経由するように変更する案件で、経路が変わっても処理が正しく通るかを検証する業務です。最初は仕様理解で手一杯でしたが、レビューで修正を重ねる中で判断の根拠や品質に影響する観点が少しずつ掴めていきました。工程全体の把握に苦労しつつも、検証観点を自分で整理し、先輩とすり合わせながら進めたことで、業務理解が実務として定着していきました。仕様書だけでは判断できない部分に直面した際は、助言を受けながら試行錯誤しましたね。確認方法を変えてみたり、観点を見直したり。そうした積み重ねの中で、意図を理解した上で検証を行うことが品質担保につながると実感。できることが増えるほど視野が広がり、扱える領域が自然に一段ずつ拡張されていったこの時期の経験は、その後の大規模案件やシステム担当へ進むための土台になったと感じています。

印象に残るプロジェクト

用語や前提の違いをすり合わせながら設計・検証を進め、責任ある立場でリリースまで導いた経験が大きな転機に

最も印象に残っているプロジェクトは、セディナビアプリに関する経路変更プロジェクトです。Vpass上で表示する情報を、中継システムを通してオーソリシステムへ渡す仕組みへ変更するもので、私はその中継システムの主担当として参画しました。責任あるポジションであるだけに、設計・テスト・調整のさまざまな場面で判断が求められましたが、まだまだ新人とも言える時期だったこともあり、学びながら進める必要がありました。特に難しかったのは、本部やチームごとに使う用語や想定が異なっていたことです。同じ処理を指していても認識が一致していないことがあり、前提の揺れが検証結果に影響する場面もありました。そこで注力したのが、インターフェース単位で会話を揃えること。どこで受け渡し、どの項目が誰の責務で、何を持って「正常」とするか。共通の粒度で話すことで無駄な行き違いが減り、調整やレビューの速度が目に見えて変わっていきました。また、パートナー企業とのやり取りや進捗の管理、本番作業の立ち会いも経験。無事にリリースを完了できたときの感覚は、達成感という言葉だけでは表しきれません。「自分の判断がシステムを前に進めた」という実感と、金融インフラに触れている責任の重みが同時に残りました。この案件を境に、ただ作業をこなすのではなく、全体の整合を見ながら動く意識が強く根付いたと感じています。

現在の仕事内容

金融システムの裏側を支えるオーソリゼーション領域で調整と検証を担い、相手に伝わる対話を軸にPM像へ近づきたい

現在も引き続きオーソリゼーション領域の中継システムを担当し、開発および保守業務に携わっています。新規アプリケーションとの連携時には影響範囲を調査し、必要な検証手順を整理したうえでテスト計画を進めます。パートナー企業との進捗確認や課題共有、本番作業に向けた調整を行うこともあり、業務は多方面とのコミュニケーションと並行して進むことが多いですね。判断の根拠を明確にし、相手へ正確に伝える意識を持つことで、認識の齟齬を抑えながら前に進められると感じています。また、オーソリシステムは24時間365日動き続ける前提で設計されているため、障害が発生した際の対応にはスピードが求められます。どの部分に影響が及ぶのか、何から確認すべきかを判断するためには普段から構造理解を深めておく必要があります。緊張感のある業務ではありますが、日常の決済を支えているという実感が、責任とやりがいにつながっています。

今後は、現場で培ってきたコミュニケーションの工夫や相手目線の会話を意識し、チームと連携しながらプロジェクトを進められるような人材となることを目指しています。既存の業務に加えて、新しい取り組みにも積極的に参画したいですね。技術と調整力の両面を磨き、信頼関係を築きながら前へ進めることができるPM像に近づいていけたらと思っています。

1日の仕事の流れ

9:00 出社・チームの朝会・メールやチャットのチェック

10:00 社内打ち合わせ

進行中の案件についてプロジェクトメンバーとオンラインでの打ち合わせ

12:00 ランチ

14:00 パートナーさんとの打ち合わせ

進行中の案件についてパートナーさんとオンラインでの打ち合わせ

15:00 自作業

資料作成やパートナーさんの成果物検証

19:00 退社

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インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。

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