People S.Nishijima
感覚を数値に、議論を実行に。分析で終わらせず価値を届けるという責任を推進力に
西島 士湧 S.Nishijima
- コンサルティング
- ストラテジー&マネジメントグループ シニアコンサルタント入社:2021年 新卒入社
入社動機
「技術の価値が社会に届く仕組みをつくりたい」。意思決定の中枢に立てる場として、日本総研を選んだ私の出発点
大学院では、イオン液体電解質の物性や、イオン液体電解質を用いたコイン電池の性能を測定・分析していました。この分野は特性上、商用化までの道のりは長く、実際に市場に届く研究はごく一部だと痛感したものです。良い研究をしても、その価値が社会に届くとは限らない。そこに気づいたことで、「良い技術・製品を世の中に届けるための仕組み」への興味が生まれ、「事業をつくる側」に回りたいと考えるようになりました。就職活動の際はメーカー、スタートアップ、投資銀行、事業会社のM&A部署、他のコンサルティング会社など、複数の企業からお声がけいただきましたが、最終的に選んだのは日本総研でした。理由は、年次に関係なく営業・提案からデリバリーまで担える自由度があったこと。そして、インターン時の面談で包み隠さず本音で対話してくれたことが後押しとなりました。入社後にギャップを感じなかったのも、事前に現実を率直に共有してくれたからだと思います。話に聞いていた通り、当社では若手のうちから裁量を持ち、意見を発信できる場が多く与えられます。ただし、自分が発した言葉に対しては結果で応えなければならず、考え抜いた上で意思決定に臨む姿勢が欠かせません。その緊張と期待の両方が共存する環境に身を置くことで、常に前へ進む推進力が生まれていると感じています。
現在の仕事内容
曖昧な感覚を数字に変換し、動く戦略へと落とし込む。お客様の表情が変わるその瞬間に、コンサルタントの価値が宿る
私が所属するグループでは、全社戦略から個別機能戦略の策定・実行まで、企業価値向上につながるご支援を幅広く実施しています。その中で私は、全社戦略策定、新規事業開発、業務改革などのプロジェクトを中心として参画。年間で15〜20案件、これまでの累計では約60社を支援しています。外資系ではアサインされる案件が一つに絞られるケースが多いと聞きますが、日本総研では若手のうちから複数案件に携わることができ、業界・事業フェーズの異なる企業に触れるほど視野が広がりました。このことはプロジェクトの範囲に留まらず、その背景にあるクライアントの経営状況を理解し、コンサルタントとしての付加価値を高めていく上でも大きな意味があると実感しています。
プロジェクトでは、市場環境や競争環境などの外部環境、財務・ビジネスモデルや経営基盤などの内部環境を多面的に分析し、経営層や各機能の責任者と仮説を交わし合いながら論点を絞り込みます。既にお客様が理解している情報の深掘りはもちろん、まだ言語化されていない盲点を発見し、未来の選択肢として提示することにこそコンサルタントとしての価値があると考えています。そして、感覚的・属人的だった経営判断が誰もが理解できる戦略に変わるとき、プロジェクトが動き始める。その瞬間が私にとって一番のやりがいです。
印象に残るプロジェクト
挑戦のプロセスを次の一手へつなぐ。新規事業のアイデア創出から海外技術導入までを伴走し、判断軸と確かな手応えを組織に残した3年間
特に印象に残っているのは、新規事業開発をテーマとし、大企業のクライアントと海外スタートアップとの事業共創をご支援したプロジェクトです。将来性のある事業領域を広く検討するアイデア出しの段階からスタートし、事業計画の策定や推進すべき事業の選定を経て、海外スタートアップが持つ風力発電関連の技術・製品の国内導入を検討。ヨーロッパの開発企業に直接コンタクトを取り、オンラインでのミーティングを重ねました。国内のある企業が関心を示し、実証実験に近づいた場面もあります。しかし検証の結果、既存事業の製品との規格や安全基準の違いが大きいこと、目標となるマーケットサイズに一歩及ばないことが見えてきたため、結果としてこのアイデアは事業化には至りませんでした。けれども私はこのプロジェクトを通じて、多くのことを学ばせていただきました。机上の検討だけでは見えてこない現実に向き合い、ビジネスモデルの整理、顧客・用途探索、投資判断、パートナー企業との交渉といったプロセス全体を、クライアントと共に自分自身の足で歩くことができたからです。どこで前に進み、どこで立ち止まり、どこで折り返すべきか──その判断の勘所が、実体験を通して少しずつ磨かれていったと感じています。なにより、クライアントからいただいた「西島さんだったから、ここまで頑張れました」という言葉は、私にとって何よりの成果でした。また、この取り組みを通じて、新規事業開発を検討・推進するための視点や進め方がクライアント企業内に蓄積され、次の事業検討へとつながる土台が形成された点も、大きな成果だったと感じています。
必ずしもプロジェクトが成功しなくても、人の意思が前に進んだという事実は残ります。挑戦のプロセスは、次の挑戦の燃料になる。この経験があったからこそ、私は今も新しい事業に向き合い続ける覚悟を持てているのだと思います。
今後の目標
数字の先にある判断と覚悟を磨き、戦略を事業へと押し出す。その「最後の一押し」を担う人間でありたい
今後の目標としては、戦略立案から事業創出・拡大まで一貫して担えるコンサルタントになりたいと考えています。分析の精度やドキュメントの美しさだけでは、企業は動きません。仮説が合意に変わる瞬間、そして戦略が現場で実装へと転じる瞬間に、人間の判断が宿ります。AIによって情報処理はさらに高速かつ正確になるはずですが、解釈や優先順位づけ、誰が責任を負うのかという意思決定の最終工程は人が担うべき領域として残り続けることでしょう。その、「最後の一手」を支援できる存在でありたいと思っています。
突然ですが、私はプロのキックボクサーとして活動していた経験があります。試合に来てくださる方の期待やチケット代、応援という形で預かった想いに応えるため、日々の練習も減量も妥協ができませんでした。最後のラウンドで足が動かなくなりそうでも、「いい試合だった」と言ってもらえるように耐え続けるしかない。あの過程で培った集中力と粘りは、今の自分の根っこになっています。コンサルティングも同じです。お客様からフィーをいただく以上、分析だけでは不十分で、変化という結果を届けなければ価値になりません。私はその責任を重く受け止めていますし、受け止められる自分であり続けたいと考えています。
1日の仕事の流れ
9:00 業務開始(基本的に自宅)
タスクの確認、メールチェック・返信
10:00 調査・資料作成
11:00 顧客 or 社内 打ち合わせ(基本的にリモート、顧客要望に応じて往訪)
12:00 昼食・仮眠
13:00 調査・資料作成
14:00 顧客 or 社内 打ち合わせ(基本的にリモート、顧客要望に応じて往訪)
16:00 調査・資料作成
18:00 夕飯
19:00 調査・資料作成
21:00 業務終了
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Division 事業部門
Details 社員関連
インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。
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