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宇宙・月面データセンターの最新動向 -想定ユースケースと金融機関の関与-

2026年06月24日 會田 拓海


衛星データのさらなる活用や宇宙・月面活動を支える通信網の構築といった背景から、宇宙(軌道上)データセンターあるいは月面データセンターを構築する取り組みが進んでいる。データセンターと呼称される一方、大規模な演算・ストレージを打ち上げ・運用するものではない。衛星に搭載されたストレージの統合利用やエッジコンピューティングにより、大規模なリソースを確保する考え方に近い。

そのような背景から宇宙/月面データセンターのユースケースは、宇宙活動・探査の自律化や災害・地政学リスクに備えたバックアップが多い。一方、近年はAIの利用拡大とともに、高い演算能力と高性能な冷却機能を備えるデータセンターが不足しており、地上の電力・水消費に対する課題、立地上の制約などから、宇宙空間や月面にAI基盤を設置するという構想も生まれている。

本レポートでは、宇宙/月面データセンターの概要について整理し、現状想定されているユースケースを紹介する。また、実現に向けた主要プレイヤーや金融機関の動向を踏まえ、今後の技術的な方向性と金融機関への関わり方を考察する。

▼目次
  1. 宇宙・月面データセンターの概要

    1. 宇宙データセンター/月面データセンターとは

    2. 宇宙産業における宇宙・月面データセンターの位置づけ

    3. 主要プレイヤーの動向と実現性

  2. 国内外の主要・先進プレイヤーのユースケース

    1. 想定されるユースケースの概観

    2. 衛星クラウドストレージサービスの構築

    3. シスルナ空間ネットワークの構築

    4. 月面データセンターにおけるエッジコンピューティング・AI基盤の構築

  3. 展望・考察

    1. 宇宙・月面データセンターの課題と今後の方向性

    2. 宇宙領域に対する現在の金融機関の取り組み

    3. 今後の金融ビジネスの関わり方



▼執筆者
會田 拓海(先端技術ラボ)
  1. 専門領域

  2. ブロックチェーンや金融×IT領域を中心に、先端技術に関するリサーチ活動、社内外での講演登壇、専門誌への寄稿などの業務に従事しています。また、業務適用に向けた応用研究、国内外の学会・研究会への論文投稿などの研究活動を行っています。

  1. 先端技術リサーチ

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