未来デザイン・ラボ
不確実な未来を洞察し、デザインする

未来を起点として、企業・組織のイノベーション、ビジョン・パーパスを通じた組織変革につなげていくためには、未来を予測するのではなく、不確実な未来の可能性(=未来シナリオ)を幅広く洞察したうえで、「ありたい未来」としてデザインし、自ら実現していくことが重要である。
2015年、未来洞察を日本で初めて導入・実践した先駆者を中心に、日本総研にて立ち上がった未来デザイン・ラボでは、ありたい未来をデザインするという考え方を大事にしてきました。未来デザイン・ラボは、世界中から集めた“未来の兆し”を丹念に読み解き、複数の未来シナリオを構想します。企業・組織の経営層や責任者・メンバーの皆様と共に、そのシナリオを戦略や新事業へと具体化し、将来に向けた意思決定を後押しします。変化のスピードが増す中で、確かな方向性と柔軟な対応力を持つ未来構想が不可欠です。私たちはその伴走者として、皆様の未来づくりを支えます。

これまでのやり方では未来は描けない
多くの大企業では、長期ビジョンは毎年の環境変化に応じた“微修正”の繰り返しで終わっています。新規事業アイデアも既存の延長線上にとどまり、革新的な方向転換や大胆な挑戦に至らないケースが少なくありません。市場や社会の変化はかつてない速度で進行し、従来の延長線思考だけでは対応できない未来が目前に迫っています。さらに、社内では未来の兆しや社会の構造変化を体系的に議論する機会が不足し、現場と経営層が共通の未来像を描くことが難しいのが実情です。10年後、20年後、自社がどのような存在になっているのかを本気で想像し、それを基に戦略を構築することこそ、今求められています。

未来洞察のアプローチ
未来デザイン・ラボの活動は、単なる未来予測やデータ分析にとどまりません。私たちは8,000件を超える「未来の兆し」データベースを基盤に、世界各地の変化や革新の芽を丁寧に収集・分析します(ホライズンスキャニング法)。そこから構築するのは、複数の可能性を持つ未来シナリオ。これらは単なる仮想の物語ではなく、経営の意思決定や事業開発の指針となる実践的な道筋です。プロセスには個人の価値観変化に関する洞察、文化人類学の視点やフューチャー・デザインの手法なども取り入れ、数字や統計だけでは見落とされがちな社会的・文化的変化も包括的に捉えます。さらに、シナリオ構築からバックキャスティングによる戦略設計、経営アジェンダの創出、具体的な事業アイデア開発までを一貫して支援します。こうしたアプローチにより、不確実性の高い環境でも柔軟かつ力強い未来構想を実現できます。

ソリューション
未来デザイン・ラボは、多様なソリューションで企業の未来創りを支援します。すべてのサービスは「未来洞察」の思想と手法を基盤としており、一時的なコンサルティング・サービスの提供ではなく、中長期にわたる変革の伴走を実行しています。
私たちは、この「未来を洞察し、デザインする」という命題を実現するために必要な、未来像や未来シナリオを思考する1)フレームワーク、2)根拠となる情報の収集・分析やロジック構築、3)クライアントのメンバーと共に考えるファシリテーションの3つの要素を維持・発展させ、これらを駆使して未来志向のクライアントを全力で支援しています。

新着情報
- 2025年10月29日
- 未来洞察コラム
新商品・サービス開発に向けた、ノスタルジアデザインによる情緒価値探索の旅を掲載しました。
理念
我々が考える未来デザインの在り方・目的を紹介します
サービスおよびネットワーク
我々が提供するサービス内容および国内外に有するネットワークを紹介します
検討プロセス
実際のプロジェクトにおいての検討プロセスを紹介します
アプリケーションと事例紹介
これまでに実施したプロジェクトの概要・事例を紹介します
フォーサイトツール
フォーサイト活動を継続して実施したいと考える企業や行政機関に提供しています。
JRI Future Signal
最新の「スキャニング・マテリアル」をもとに作成した「簡易な社会変化仮説(=Future Signal)」を紹介します。
SF × 未来洞察
未来デザイン・ラボでは、SF作家であり、SF考証家でもある高島雄哉先生とともに、「SF的手法・思考」と「未来洞察」という方法論を組み合わせることで得られる効果やその可能性について、検討を進めています。
講演・セミナー
メンバーが実施した講演・セミナー等の概要を順次掲載しています。
特許
未来洞察ワークショップによって導出したアイデアをベースとした特許を順次掲載しています。
未来洞察コラム
未来洞察に関連するレポートを提供します。



