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未来を洞察し、デザインする
 将来の不確実性に備えるため、また、持続的な成長を図るため、民間企業の間では、社内外で今後起こり得ることを予め考え、未来の行動の見通しを立てておくことへの関心が高まっているように感じています。
 その背景として、私たちが接している企業の方々から次のような声が聞かれます。

 -経営企画・事業企画部門は、既定路線の先の予測はできる。しかし、内部事情に捕われ、既定枠を超えるような深い思考には到達しにくい。
 -新規事業・研究開発部門には、次世代に向けたテーマ創出、製品化・事業化など、自社の未来像を大胆に描く動機付けと機会が必要だ。

 こうした問題意識の解決策として私たちが重要だと思っていることは、2つあります。
   1. 未来を「予測」するだけではなく「洞察」する
   2. 「誰かが」考えた未来像を発想の原点とするのではなく「自らが」未来像をデザインする
 洞察とは「本質を捉え新たな観点を獲得する」こと。デザインとは「未来の問題を具体的に先取り解決する」こと。未来「予測」の取り組みは仮説を数字で裏付ける作業になりがちですが、未来「洞察」・「デザイン」では、新たな未来像・見通しを獲得し、問題を先取りし、さらに解決することを重視しています。私たちは、この「未来を洞察し、デザインする」という命題を実現するために必要な、未来像や未来シナリオを思考する1)フレームワーク、2)根拠となる情報の収集・分析やロジック構築、3)お客様のメンバーと共に考えるファシリテーションの3つの要素を駆使して、未来志向のクライアントを全力で支援していきます。

未来を思考するフレームワーク
 私たちが提供するサービスは、大きく分けると、経営企画・事業企画部門向けの「シナリオプラニングを通した中長期経営計画、中長期事業戦略策定の支援」と、新規事業開発・研究開発部門向けの「新規事業や研究開発テーマのアイデア出しやテーマを製品化・事業化につなげる仕組み作りの支援」の2つです。
 これらは違うものに思えるでしょうか。
 私たちの「未来を思考するフレームワーク」の視点では、両者を共通したアプローチで考えることができます。
 そのアプローチとは、「未来を考察するには、異なる要素を組み合わせて考えること」です。未来予測で最近よく使われるバックキャスト手法というものがあります。バックキャスト手法とは「何年か後の未来像」を想定してその未来像が具現化するまでに起き得る事象を推察することですが、未来像を想定するには何かしらのフォーキャスト手法(過去や現在を起点として将来を推察する)が前提として用いられています。また、フォーキャスト手法のなかにも「未来はこうなって欲しい」というバックキャスト的な思想が入っています。すなわち、バックキャスト手法もフォーキャスト手法も、実は両者の組み合わせで成立しており、どちらが良い悪いではなく戦略目標や業界特性に合わせて適したバランスで使う、ということを認識することが重要です。
 そこで、「蓋然性と不確実性」、「主観と客観」、「演繹と帰納」のような異なる要素を軸にとること、その要素を分解した複数の項目を設け、項目のマトリクスの交点における強制発想を行うことによって、これまで検討してこなかった領域(ホワイトスペース)が見つかったり、今まで考えていなかったアイデアが生まれたりするのです。
 そのうえで、この軸を目的・目標に合わせてフレキシブルに設定することがポイントです。特に時間軸は最も重要です。人間が考える未来は、その時点では突拍子もないことに感じられたとしても、必ずしも絵空事に過ぎないわけではありません。例えば、100年前の人々が100年後の「未来」において想定した「無線電信電話」「7日間世界一周」「暑寒知らず」などは、「携帯電話/国際通話」「航空機の発達」「エアコンの普及」等を通じて、今日までの「いずれか」の時期に実現しました。つまり、人間の空想は意外に現実的であり、人間が考えてきた未来の多くは、「いずれは」実現すると考えることができるのです。よって、主要な論点は「いつごろ」実現しそうか、自分たちの戦略目標の時間軸において考慮すべき未来なのか否か、の線引きに尽きることになります。
 私たちは、お客様の戦略目標(時間軸、目標の規模、対象領域)や属する業界の特性に照らし合わせて、適切な時間軸を初期段階からすり合わせていくことが、不確実なタスクにおいて手堅く適切なアウトプットを出すためのカギと考えています。
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