オピニオン
Ichigaya Innovation Days 2025:11月29日(土)日本総研の企画セミナー・ワークショップ
2025年11月17日 創発戦略センター、リサーチ・コンサルティング部門
武蔵野美術大学が運営するソーシャルクリエイティブ研究所と日本総合研究所は、共同研究と実践の成果を発表する祭典 「Ichigaya Innovation Days 2025~参加型の未来~」
を2025年11月28日(金)、29日(土)に武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスで開催します。本ページでは、11月29日(土)の日本総研の企画セミナー・ワークショップについてご紹介いたします。それぞれのフィールドで奮闘する研究員が、実際の経験や生の声を包み隠さずに語ります。一方通行のセミナーではなく、参加者との対話を重視したインタラクティブな形式だからこそ、普段は聞けないリアルな課題や本音に触れることができます。
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■11月29日(土)日本総研の企画セミナー・ワークショップ
場所:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス 6階 601号室(東京都新宿区市谷田町1-4)
参加方法:セミナーの専用の事前申し込み不要
現地でご参加の方は、お部屋に直接お越しください
※オンライン配信はございませんので、ご了承ください。
10:00~11:20
(1) 事業を作ったシンクタンカーが伝えたい、社会課題起点のビジネス・新規事業のつくりかた
概要:2010年から取り組んでいる農業分野の活動を例に、社会課題起点のビジネスづくりについて、どのように始めるのか、何を意識すべきか、どのようなプロセスを辿ったのか、事業化した現在の状況など、ビジネスの構想から実行に至る全フェーズを一気通貫でご紹介します。
登壇者:三輪 泰史
特にご参加いただきたい方:事業創出などに興味関心がある方
メッセージ:小型多機能型農業ロボットDONKEYの構想から、開発、事業化までの取組を通して、日本総研の取り組むインキュベーション活動をよりリアルに、体感していただきたいと考えています。特に多様なステークホルダーを巻き込み、参加型で進んできた経緯について、詳細にお話させていただきます。
11:30~12:50
(2)学校における共創の光と影 ー伴走・共創とその先ー
概要:「学校とNPOの連携」「デザインによる小学校への伴走」「学校のエスノグラフィー研究と伴走支援」異なる視点を持つ3名のゲストが、教育現場と外部組織が協力し合いながら、学校・授業運営を行う「共創」の実態を批判的に検証します。「参加」の理想と現実のギャップ、意図せぬ歪みやコスト、そして真に意味のある参加のあり方を探ります。
登壇者:瀬名波 雅子、福田 彩乃、山本 尚毅、高石有美子( 株式会社コンセント
)特にご参加いただきたい方:教育のテーマ、学校と外部組織の連携に関心がある方
メッセージ:2000年代中旬より、BoPビジネスの提唱者でもあるC.K.プラハラードたちによって、複数の企業が連携して新たなサービス・事業を開発することの重要性が唱えられて久しく、企業以外でもステークホルダー間の連携(共創)は広がっています。ここでは、学校と外部組織の連携を議論の中心に据え、「共創」は本当に価値を生んでいるのか、について考え、共創の「善意」の裏側にある構造的な課題を浮き彫りにし、次なるアクションへの視点を得ていただけます。
13:00~14:20
(3)ロジックモデル作成を通したインパクトの可視化
概要:気候変動、人的資本、責任ある調達など、企業は単なる事業成果だけでなく、自社の事業や製品・サービスが社会にどのような好影響をもたらすのか、社会的インパクトの可視化に注目が集まっています。このワークショップでは、インパクトの可視化・評価手法の一つである「ロジックモデル」に着目し、実際に手を動かしてロジックモデルを作成するワークを行います。
登壇者:長谷 直子、他
特にご参加いただきたい方:社会的インパクトの可視化、測定に関心がある方
メッセージ:ワークショップ形式で実際に手を動かしながら、各種活動が社会にどのような好影響をもたらすのかを考えます。経済的価値だけでない、社会的価値の示し方等に悩んでいらっしゃる方は、是非ご参加いただき、その効果を体感しませんか。
14:30~15:50
(4)有能性を問う ― 社会が見落としてきた力をどう活かすか
概要:特に、自分らしさや個性を自他共に理解し、活かしていくことが求められる、発達障害やその傾向がある方、中高生・ミドルシニアに焦点を当て、多様な有能性を活かす社会について語り合います。
登壇者:木村 智行、七澤 安希子、山本 尚毅
特にご参加いただきたい方:人事部、人材開発部、教育関係者、大学のキャリア支援等、人の育成・活躍に関わる方々
メッセージ:発達特性やキャリアの多様化、ミドルシニア層の活躍推進など、「従来の評価軸に収まらない力」をどう捉え、どう活かすとよいかという問いに対する共有知を考えます。「有能性」というキーワードを軸に、共通の問いを共有し、それぞれの実践を通じて“人の可能性をどう見立て、支え、社会に接続していくか” を探る場になればと考えています。
Ichigaya Innovation Days 2025へお越しの方は、スムーズな入館のため、下記Peatixより事前申込をお願いいたします(お申込者には事前に入館証を発行いたします)。
URL: https://peatix.com/event/4544104

※記事は執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。

