本レポート「NeuroTech×Art―②音楽編―」では、音楽とヒトの長い関りを、考古学、人類学、神経科学、情報技術など様々な観点から探求します。古代の骨笛から現代の音楽市場の潮流であるストリーミング市場まで、音楽がヒト、社会、そして脳にどのような影響を与えてきたのかを紐解きながら、「時間芸術」という音楽の芸術的特異性を紹介します。
後半では、主に自動作曲に関する音楽生成AIの最前線―TransformerやDiffusion Model、そして次世代アーキテクチャ「Mamba」などの技術的進展を解説。さらに、脳活動をAI生成の条件として組み込む「ニューロ(ブレイン)ミュージック」の試みを紹介し、新しい音楽生成の可能性を紹介します。
本レポートは、前レポート「NeuroTech×Art ―①視覚芸術編―」の続編に該当しますので、興味を持たれた方は前レポートも参照してください。
▼目次
ヒトと音楽の関わり
音楽市場(海外と日本の比較)とデジタル・情報技術
海外市場と日本市場の比較
音楽の芸術的特異性: 「時間デザイン」としての音楽
脳における多時間スケールと音楽
音楽生成AIに「音楽」は生み出せるのか
次世代型系列モデルアーキテクチャ: Mamba
脳×音楽生成AI: ニューロ(ブレイン)ミュージックの登場
生成AIによる音楽生成サービスの市場動向
はじめに:本レポートの構成について
おわりにーまとめと展望、そしてリスク
▼執筆者
先端技術ラボ 大城 武史
先端技術ラボ 大城 武史
専門領域
アカデミアで神経科学研究に従事した経験を活かして AI、神経科学分野全般の技術調査・検証・開発等に従事
メディア掲載・執筆
わたしの研究ーリップル研究者の2つの羅針盤ー(日本生物学的精神医学会誌 36巻1号 新興医学出版社 2025年3月刊行)
先端技術リサーチ
NeuroTech×Art ―①視覚芸術編―
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