日本総合研究所主催シンポジウム
米中対立にどう向き合うか
~世界新秩序とわが国の対応~
概要
米中対立が日々激しさを増しています。当初は米国の貿易赤字の削減に向けた通商交渉に過ぎず、早晩解決に向かうとの見方もありましたが、最近では、戦後40年間続いた米ソ冷戦に匹敵する地殻変動との見方が大勢となってきております。この背景には、中国経済の巨大化、中国型国家資本主義の脅威などを受けて、米国の対中政策が抜本的に転換したことが指摘されています。
これまでグローバル化によって、世界的に強固な繋がりが築かれてきましたが、米中対立の結果として生まれる「新しい世界秩序」に米中以外の国も対応していかなければなりません。日本も、通商摩擦という一面だけに囚われずに、世界の新秩序を展望しつつ、中長期的な戦略を練り直す必要があります。
こうした認識に基づき、シンポジウムでは、米中を軸とした世界新秩序の姿を描き出し、それに対してわが国がどのように当事者意識を持って関わっていくかについて、学識者をお招きし、様々な視点から議論を深めてまいります。多くの皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
詳細
- 日時
- 2019年11月26日14時00分~17時00分(開場13時30分)
- 場所
- イイノホール(東京メトロ 日比谷線・千代田線「霞ケ関」駅 C4出口直結)
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階
- 講師
- 第一部 基調報告
問題提起(1) 「米中対立の本質と新しい世界秩序」
株式会社日本総合研究所 理事 呉軍華問題提起(2) 「米中対立とアジアのサプライチェーン再編」
株式会社日本総合研究所 調査部 上席主任研究員 三浦有史第二部 パネルディスカッション
[パネリスト]
政策研究大学院大学 学長 田中明彦 氏
神戸大学大学院経済学研究科 教授 梶谷懐 氏
中部大学 特任教授 細川昌彦 氏[モデレータ]
株式会社日本総合研究所 理事 牧田健クロージング
株式会社日本総合研究所 理事長 翁百合
- 参加費
- 無料
- 定員
- 450名