日本総合研究所(以下、日本総研)は、先行き不透明で正解がない時代だからこそ、今を生きる人々や将来世代、自然環境などの観点から「ありたい未来」を考え続け、形にしていくシンクタンク・コンサルティングでありたいと願っています。
そして、この度、子どもの声を社会に反映させることが「人口が減っても住み続けたい、自由で豊かな国」へのヒントにつながると考え、有識者や実践者を招き、探求するシリーズ企画「人口減少社会の希望と価値創造~未来を担う声を聴く社会へ~」をスタートしました。
第1回目となるオープンシンポジウムは、2025年10月10日、東京大手町「3×3Lab Future」で開催され、子どもが生きる基盤を理解する手がかりとなる国内外の状況と、日本の人口変化を多角的な視点から俯瞰しました。
サマリーレポートはこちらからからお読みいただけます
https:/file/column/opinion/detail/2025/251201_kodomo.pdf

論点提起では日本総研 創発戦略センター チーフスペシャリスト兼未来社会価値研究所長 村上芽が、人口減少社会に対する不安を乗り越える新しい発想を提言。次に、国立社会保障・人口問題研究所 社会保障基礎理論研究部長 藤井多希子氏より、人口減少で新しい価値創造が求められる今こそ、子ども視点で未来を考え、多様な力を結集していく必要性を提言いただきました。また、LINE ヤフー株式会社Yahoo! きっず プロダクトオーナー 未来世代支援部 部長 小玉弘子氏から、サービス開発の過程で子どもの声を聴いてきた実践について紹介いただきました。そして、日本総研 理事経営研究センター長 山田英司が、次世代のための経営の仕組みを考える論点について整理しました。
パネルディスカッションは、「人口が減っても元気で自由でいるためには?」「未来を担う声を聴く社会」をテーマに行い、人口減少時代における希望の持てる社会の実現に向け、子どもを含む多様な主体の声を生かした価値創造と社会設計の必要性が改めて浮き彫りになりました。
※記事は執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。

