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ブレインテック最新動向2025

2025年04月02日 西下慧


本レポートでは、ブレインテックの技術とその動向を捉え、将来の展望を考察し、ビジネスパーソンへのアクションプランを例示した。

ブレインテックは、脳(Brain)と技術(Technology)を組み合わせた造語。脳科学や工学の知見・技術を組み合わせて開発されたシステムや製品・サービスを指す。

ブレインテックの動向として、米Neuralink(ニューラリンク)が、ブレイン・マシン・インターフェースに関する臨床試験を行い、複数の被験者の脳にデバイスを埋め込むことに成功した。医療用途での実用化に向けて着実に進んでいる。
医療用途以外の分野(マーケティングやヘルスケア、教育)でも、具体的な製品や実例が出てきている。

ブレインテックは、すでに一部の分野で具体的な製品が提供されているが、データ収集・精度、再現性の低さといった技術的課題、法的・倫理的課題が存在する。ブレインテック製品を利用する・提供する際は、これらの課題に留意すべきである。

ビジネス応用の観点では、自社製品・サービスとの親和性の検討から始めることを推奨する。その際、アカデミアやブレインテック専門企業と共同で取り組むことが望ましい。
また、脳に拘らず、心拍や視線追跡といった他の生体データを活用して、ビジネス課題解決や新サービスの実現ができないかを検討することを推奨する。

本レポートが、読者にとってブレインテックの技術概要や動向把握、ビジネス戦略を立てるための一助となれば幸いである。

なお、本レポートは「ブレインテック最新動向2024(2024年2月8日発行)」の改訂版である。

▼目次
  1. ブレインテックの概要
    1. ブレインテックとは
    2. ブレインテック進展の背景
  2. 政策動向、主なプレイヤー
    1. 政策動向
    2. 主なプレイヤー
  3. 研究・活用動向
    1. ブレイン・マシン・インターフェース
    2. ニューロマーケティング
    3. ニューロフィードバック
    4. ニューロモジュレーション
    5. 人口脳細胞(脳オルガノイド)を活用したバイオコンピュータ
  4. 課題、展望
    1. ビジネス活用における課題・注意点
    2. 展望・考察


▼執筆者
先端技術ラボ 西下慧
  1. 専門領域

  2. ブレインテックのビジネス応用に向けた調査・研究に取り組む。特にニューロフィードバックを活用した教育への応用について調査・研究に従事。

  3. 受賞歴

  4. 第80回ユビキタスコンピューティングシステム研究会 企業発表奨励賞受賞



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