就職氷河期世代の行く先
今、そしてこれから日本が直面する課題

- 著者
- 下田裕介(調査部)
- 出版社名
- 日経BP 日本経済新聞出版本部
- 出版日
- 2020年11月9日
- 価格
- ¥850+税
2019年に政府の骨太方針で打ち出され、行動計画が策定された「就職氷河期世代向け支援」は、新型コロナの影響もあり遅々として進んでいないのが実態です。就職氷河期世代が困難に陥っている状況をこれ以上長期化させないため、そして、新たな“不遇の世代”を生み出さないためにも、いまこの問題をもう一度みつめる必要があります。
本書では、就職氷河期世代への支援が少しでも前に進むよう、同世代の不遇から発生する問題は何か、彼ら/彼女らの“いま”が果たしてどのような状況にあるのかを様々なデータをもって指摘するとともに、就職氷河期世代自身が真に必要とする支援の実現に求められる視点や具体的な中身は何かを紹介します。また、新型コロナ問題による影響や、新たな不遇の世代が生み出されないための方策についても触れています。
目次
—— 今そしてこれから何が起きるか
—— 氷河期がたどった足跡
—— 氷河期世代の実情
—— 支援の在り方を考える
—— 海外の事例に学ぶ
—— 今後20年をどう設計するか