企業価値向上に向けた人的資本経営
人的資本のマネジメント力をケイパビリティまで昇華させる
失われた30年の中で、日本経済社会全体の活力が大きく失われています。
日本経済社会全体の活力を取り戻すには、縮小社会の中にあっても、国際競争力を大きく向上させることは非常に重要であり、「人」の力を最大限発揮し活躍することで生産性を高めていくことは急務であると言えるでしょう。
このような社会課題に対し、『人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営管理手法』として、2021年に「人材版伊藤レポート(経済産業省)」にて人的資本経営が提唱されました。人的資本の情報開示の義務化によりこの概念は大きく普及することとなりました。
人的資本経営においては、「経営戦略と連動した人材戦略の実践」と「人的資本情報の開示」の二つの視点から複眼的に取り組み、社内外との対話を通じステップ・バイ・ステップでレベルアップさせていくことが重要であると言われます。しかし経営管理手法である以上、人材戦略と人的資本管理の両輪も併せて機能させる必要がある点も忘れてはならないポイントです。
今できる人材戦略・そして戦略のマネジメントシステムから始めつつ、スパイラルアップで経営戦略と人材戦略の連動性や、人的資本のマネジメントに関する仕組みや情報の高度化を図っていくことが非常に重要であると考えます。この戦略とマネジメントのスパイラルアップに向けては、多様な主体との建設的な協議が必須であり、そのためには、人的資本情報に対する科学的な分析姿勢は必要不可欠であると考えています。
日本総研は、「人材価値の最大化」に向けて、「科学的な方法・姿勢」を中核とした人的資本経営の実践論について調査・研究、実験し、提言します。

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人的資本経営の本質実践-経営戦略と人事戦略の連動-
企業価値向上に資する人的資本経営の本質的実践のあり方を提言します。
人的資本情報の開示
人的資本情報に関する最新の動向をご紹介するとともに、あるべき開示のあり方を提言します。
連載「人的資本経営」
人的資本経営の実践的な論点について、体系的にまとめた連載です。
独自調査研究
人的資本経営に関する日本総研の独自調査による研究結果を紹介します。
YouTube(動画コンテンツ)
人的資本経営に関するYouTube動画を掲載します。
パブリシティ
プレスリリースや、メディア掲載、書籍、セミナー等の情報を掲載します。