ビューポイント No.2026-026 4選を目指す習近平総書記の政策スタンス 2026年10月06日 佐野淳也、枩村秀樹中国の習近平総書記は、来年秋の党大会で4選を目指している。2期交代の前例を踏襲せず3期・4期継続を党内外に納得させるには、万人が認める実績に基づいたナラティブが必要である。 前回の3選時と同様、今回も党大会2年前にあたる昨年から実績積み上げの作業が始まっている。現時点で想定される4選のナラティブは「内外のリスクが高まるなかでも総書記の指導で安定を維持し、新たな成長エンジンの下で“中国式現代化”の新局面を切り開いた」という内容になると考えられる。 とくに強調されそうな実績は、①新質生産力、②構造改革、③適切な危機対応、④国際的影響力、の四つである。これら実績を達成するため、当面、製造業の強靭化、ビジネス環境の整備、地方財政改革、グローバルサウスとの連携、党規律強化と反腐敗などに取り組むとみられる。 習近平総書記の実績面では経済パフォーマンスより強国化が重視されるため、景気を大きく押し上げるような追加経済対策は当面見送られる公算が大きい。(全文は上部の「PDFダウンロード」ボタンからご覧いただけます)