リサーチ・アイ No.2026-058 未婚率の上昇により身寄りのない高齢者は今後さらに増加の見通し 2026年10月02日 岡元真希子先日発表された2025年の国勢調査人口等基本集計結果をもとに推計したところ、65歳以上で子のいない人(推計値)は、2020年時点の410万人から、2025年に483万人へと増加。ボリュームが大きい団塊世代を含む75~84歳における伸びが大きい。高齢者人口に占める子のいない人の割合は11.4%(2020年)から13.4%(2025年)に2ポイント上昇。2025年に亡くなった65歳以上の人(146万人)のうち、子がいなかったとみられるのは、18.9万人。このうち、子・配偶者・甥姪ともいない人は4.6万人と推計される。65歳以上の死亡者に占める未婚者の割合は特に男性において上昇傾向。2025年に亡くなった65歳以上の男性のうち未婚者は8.9%に上る。この数字は1995年の50歳時未婚率が男性は9.0%、女性は5.1%であったこととほぼ対応する。すなわち、50歳時未婚率は、約30年後に亡くなる人に占める未婚者の割合を予見するものと考えられる。50歳時未婚率は上昇傾向にあり、2025年は男性で29.9%、女性は19.6%であり、30年後、未婚で亡くなる人が大きく増加することを予見させる状況。未婚者の大多数は子がおらず、火葬や納骨、死後の家財処分事務の執行者が見つからない可能性が高い。死後事務委任など、対応の仕組みの普及が求められる。(全文は上部の「PDFダウンロード」ボタンからご覧いただけます)