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リサーチ・アイ No.2025-142

米国の「雇用なき成長」の裏にAIの影―ホワイトカラー業種では既に雇用減少も―

2026年02月25日 森田一至


米国経済は、労働市場が低迷するなかでも景気が底堅く推移する「雇用なき成長」の様相を呈している状況。これまで概ね連動していた企業業績と労働需要は足元で乖離。2022年以降、企業収益が増加を続ける一方、求人件数は減少。

労働需要の鈍化は、AIによる労働代替が一因となっている可能性。2022年11月にオープンAI社がChatGPTを公開してから、米国では生成AIの社会実装が加速。米国勢調査局の企業向けサーベイによれば、AIを業務に導入している企業は急増しており、今後の導入を検討する企業も着実に増加。有力企業の経営者もホワイトカラー業務の相当部分がAIで代替されるとの見方を相次いで表明。足元では、業績が堅調であるにもかかわらず、人員削減計画を公表する企業が目立つ状況。こうした動きはテック企業だけでなく、コンサルティングや金融などにも広がり。

実際、ホワイトカラー労働者を多く抱える業種のなかには、すでに就業者数が減少に転じている業種も。2022年以降、システムエンジニアなどを含む情報産業や、事務員・コールセンター職員などを多く抱える管理支援産業では就業者数が大幅に減少。


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