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リサーチ・アイ No.2019-044

訪日外国人の短期・長期展望

2020年01月17日 枩村秀樹


本レポートは、2018年2月にリリースした『拡大が期待される訪日外国人の展望』の将来推計をアップデートしたもの。足許は当時の想定より下振れているものの、将来展望の姿に大きな変更はなし。
<https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/researchfocus/pdf/10321.pdf>

2019年の訪日外国人は、総じてみれば堅調に増加したものの、8月以降の訪日韓国人の急減で、年全体では低めの伸びに。当面は訪日韓国人の前年割れが続くほか、円安効果も期待できないため、2020年の訪日外国人は9年ぶりに減少に転じる可能性も。2020年に訪日外国人を4,000万人に増やすという政府目標は未達となる公算大。

もっとも、2021年以降は再び増加トレンドに復帰する見通し。NIEsからの訪日者は頭打ち感が強まるものの、所得水準・購買力の向上に伴い、中国・ASEANからの訪日者は長期的に拡大。全体の訪日外国人も趨勢的に増加する見通し。

わが国としては、訪日外国人の旺盛な消費意欲を取り込み、成長の牽引役にすることが重要。そのためにも、交通・宿泊・レジャーなど様々な面で、訪日外国人の受け入れ体制を長期的に整備していくことが不可欠。

訪日外国人の短期・長期展望(PDF:192KB)
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