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『TOPIX500社における役員報酬の支給実態調査(2019年度版)』

2019年11月07日 綾高徳


 株式会社日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門では、TOPIX500社における役員報酬の支給実態について調査しましたので、この結果を公表します。

【調査概要】
□調査期間:2019年7月1日~9月30日
□調査目的:日本を代表する企業群の報酬水準および報酬項目間構成比率を調査・分析し、役員報酬制度を検討する際のベンチマークデータの一つとして活用することを目的に実施した。
□対象企業とソース: EDINET(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)提出の国内上場企業(TOPIX500)を分析対象とした。なおTOPIX500の構成銘柄は、2018年10月1日時点のものとした。調査は有価証券報告書をソース とし、4【コーポレートガバナンスの状況等】(4)【役員の報酬等】から情報を抽出して整理した。有価証券報告書は2018年4月1日~2019年3月31日を対象期間として提出されたものを用いた。
□対象企業の属性:対象企業の属性(業種)は以下の通りである。


要 旨

■報酬水準
TOPIX500社における社内取締役 の報酬総額水準は加重平均値で5,250万円、社外役員の報酬総額水準は同1,040万円であった。なお、TOPIX500社における各社の当期純利益に対する役員報酬総額の割合は算術平均値で1.8%であった。

■報酬項目間構成比率(報酬総額に占める各報酬額水準の割合)
TOPIX500社における社内取締役の報酬項目間構成比率は加重平均値で①基本報酬60.7%、②賞与 25.2%、③株式報酬 12.3%、③退職慰労金1.3%、⑤その他報酬0.5%であった。なお、株式報酬を計上している会社のみを母集団とした場合、社内取締役の報酬項目間構成比率は①基本報酬53.9%、②賞与24.2%、③株式報酬19.9%、③退職慰労金1.2%、⑤その他0.7%であった。
社外役員の報酬項目間構成比率は①基本報酬97.3%、②賞与1.4%、③株式報酬1.0%、④退職慰労金0.2%、⑤その他報酬0.05%であった。

■株式報酬
TOPIX500社のうち、株式報酬を計上した会社は276社(55.1%)であった。

■賞与算定に係る指標(KPI - Key Performance Indicator - )
賞与算定に係るKPIについて記載のあったものについて多い順に、①営業利益172件、②当期純利益133件、③売上高86件、④経常利益56件、⑤ROE38件であった。
                                                

※詳細につきましては、下記の報告書をご参照ください。
【報告書】
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