2013年10月、世界経済フォーラム(World Economic Forum)は、「The Global Gender Gap Report 2013」を公表した。各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)で日本の順位は、調査対象136カ国のうち105位であり、前年の101位に比べて、4位も下がる結果となった。教育水準は高いものの、女性の経済活動や政治への関与が低いことが順位を下げた原因である。
Australian Human Rights Commissionは、建設業や鉱業など女性が少ない業種で、企業が女性活躍支援を進めていくためのツールキットとして、2013年5月に「Women in male-dominated industries」というレポートを公表した。このレポートでは、女性の活躍が進まない建設業などの業種の企業において、女性に事業内容の関心喚起に向けたPR活動、女性の採用活動、働き続けられる職場環境の整備、女性の登用に向けた能力開発、といった4つの視点が重要だということを示している。