① 家計が自らのリスク耐性を客観的に認識できる環境の整備 金融機関による多角的なキャッシュフローシミュレーションの提供や、官民一体となった金融教育を通じて、家計が住宅ローンの商品性やリスクについて理解し、利用の判断や商品・条件の選択ができる環境づくりが必要。
② 家計による住宅売却を支える中古住宅の流通促進 借入期間の長期化を踏まえると、将来的に住宅売却が返済手段のひとつに。住宅を適正な価格で売却できる環境を整備するため、住宅の構造・内装や、点検・メンテナンスの履歴などが適正に評価され、次の購入者の判断に活用される仕組みを普及させることが有効。
③ 金融機関のリスク管理態勢の強化と適切な監督、デジタル化による負担軽減 個々の金融機関が安易なローン期間の長期化や過剰な融資を抑え、借り手の実質的な返済能力を厳正に審査しているかを、金融当局として適切に監督していくことが不可欠。また、事務面や説明責任への負担増に対しては、手続きのデジタル化を進めることで明瞭さと事務効率化、採算性を実現する必要。