リサーチ・アイ No.2021-059 弱まる中国の民間設備投資~当面は調整が続くも、2022年後半に持ち直しへ~ 2021年12月15日 関辰一中国の民間固定資産投資は足元で減速。工作機械の輸入台数は減少。この背景として、需要面の不振が指摘可能。情報通信機器や産業機械、素材など工業製品全般で、需要に頭打ち感。コロナ禍のオンライン需要の一服、インフラ投資や不動産開発投資の鈍化などが影響した模様。民間企業の投資意欲の弱含みにより、資金需要も縮小。民間投資の弱まりが新たな景気下押し要因として浮上したため、政府は金融政策を緩和スタンスへ。中国人民銀行は、7月に続き、12月15日に預金準備率を引き下げ。民間投資の今後を展望すると、2022年前半まで、需要面の停滞が続くことで、調整局面は継続する見通し。その後、金融緩和の効果が顕在化することで、2022年後半には、再拡大に転じる見込み。(全文は上部の「PDFダウンロード」ボタンからご覧いただけます)