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リサーチ・アイ No.2021-042

中国・インドの電力不足によるグローバル・インフレ懸念 ― 冬場にサプライチェーンが混乱する可能性も ―

2021年10月13日 野木森稔佐野淳也


中国とインドで石炭不足が深刻化し、電力供給が不安定に。新型コロナ対応の活動規制の緩和で内需回復が進む一方、①中国・インド両国で豪雨等により石炭採掘量が減少していること、②中国政府が脱炭素のための急激なエネルギー構造変化を推進し、供給が細ったことが背景。

電力供給の安定化に向けて、中国政府は、電力料金の引き上げなどで電力会社を支援しながら、発電量の増加を目指すことを表明。また、中国・インドともに、石炭や他の一次エネルギーの供給を拡大させる措置。

今後は、暖房需要の高まる冬場にかけて石炭需要がひっ迫する可能性大。両国は、国内での採炭を今後加速させる構えであるが、当面は輸入拡大で対応する方針。すでに大幅に輸入額を増やしている中国にインドも続く見込み。世界の石炭消費1位と2位の両国の石炭輸入増は、世界の石炭価格をさらに押し上げ、世界的にインフレ圧力を高めるおそれ。

さらに、不安定な電力供給が停電などの問題に発展し、生産活動に支障を来せば、世界経済の重しに。わが国は、電子・電気機器など製造業の多くが中国に依存。ASEANの経済停滞により一部の製造業でサプライチェーンがすでに混乱しているなか、中国・インドの電力不足がこれに拍車をかける可能性に要注意。


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