ニューエコノミーからITバブル崩壊、その後のブロードバンドでは?
▼▼▼ ニューエコノミーからITバブル崩壊、その後のブロードバンドでは?① ▼▼▼ | |||
● | 米国経済が1990年代にインフレにならず高度成長を継続できた根拠を、生産性の改善に求めたものが、ニューエコノミー論の原点とされる。 | ||
◇ | ニューエコノミー論: | ||
★ | ITの急激な進歩により、企業等組織においてトップマネジメントらの意思決定がスピーディーになったこと、あるいは在庫管理などの生産プロセスの改善が行われるようになったことを、ニューエコノミストは生産性向上の主因とみる。この生産性の上昇は統計でも確認され、同論の勢いがあった。この頃の米国の経済成長には目覚しいものがあった。 | ||
★ | 前例のない米国の経済成長が同論の拠るところであった。例えば、四半期のGDP(国内総生産)がマイナスであったのは2001年の7月~9月の1回だけであり、過去11年以上にわたり米国経済は繁栄を継続。これは歴史上、前例がない。また、1997年には米FRB(連邦準備理事会)のグリーンスパン議長も100年に1度の現象かもしれないと述べた。 | ||
● | 2000年4月、ITバブル(ネットバブル)がはじけ、やがてブロードバンド環境が整備されてきた。 | ||
◇ | ブロードバンドは、果たして現在の閉塞的な経済状況を打破する起爆剤となるのだろうか? | ||
【図表】 ブロードバンドは起爆剤になるか? | |||
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(出所)日本総合研究所 ICT経営戦略クラスター[新保2000] | |||
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▼▼▼ ニューエコノミーからITバブル崩壊、その後のブロードバンドでは?② ▼▼▼ | |||
● | IT革命は、ちょうどITバブルを境(2000年4月)に、IT革命第2幕に入った。折りしも、第2幕では、IP(インターネットプロトコル)系の通信ネットワーク技術の発展により、ブロードバンド時代迎えようとしている。 | ||
◇ | 第1幕と第2幕には大きな違いがある。また、昨今の閉塞状況を打破するには、第2幕は逆説的に、第1幕とは異なる発想と進め方が不可欠となる。 | ||
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【図表】 IT革命第2幕の意味 | |||
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(出所)日本総合研究所 ICT経営戦略クラスター[新保2001] | |||
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