政策センシング
■2012年10月第1週(2012/10/01~10/07)の動き(報告:佐々木努)
□エネルギー分野
5日に発電所設置の際の環境アセスメントの迅速化等に関する連絡会議が開催された。電気事業連合会や中部電力などの電力会社へのヒアリングを実施し、火力発電所リプレースに関する環境アセスメントの期間短縮や簡素化に関する検討が行われた。会合では県と政令市の審査会を合同で開催することや開催回数の合理化などの提案がなされた。
□気候変動分野
2日に排出削減ポテンシャルを最大限引き出すための方策検討会が開催された。本検討会は地球環境部会において“費用対効果の高い排出削減対策で導入率の低いものが多く存在する理由についてさらなる分析が必要”や“排出削減ポテンシャルを実現する方策を排出量取引制度も含めて検討すべき”などの意見が提示されたことや、“2012年末までに2013年以降の地球温暖化対策の計画を策定し国民及び国際社会に対して示していく”との方針が革新的エネルギー・環境戦略において示されたことを受けて設置されたもの。今後、数回の会合を開催し、2月中旬頃にとりまとめ報告案を示すとした。