■2012年8月第1週（2012/07/30～08/05）の動き（報告：佐々木努）

□エネルギー分野

　30日に基本問題委員会が開催され、エネルギーに関する今後の重点施策（案）が示された。案では、「すべての国民に“電力選択”の自由を保証することを始めとする電力システムの抜本的改革や天然ガスシフトをさせるインフラの整備の方向付けを行う」（日本経済新聞電子版、2012/7/31）など、これまでの議論で共有されてきた事項を整理した。電力システム改革に必要な電気事業法改正のスケジュールについては、早ければ来年の通常国会に改正案の提出もあるとしたものの現時点では固まっていないとの考えも示された。この他、コジェネの導入促進のための取り組みについても議論がなされ、8月1日付で電力・ガス事業部政策課にコジェネ推進室（通称）を設置して導入に関するワンストップサービスの提供を開始するほか、ネガワット取引や分散型・グリーン売電市場などを推進する考えや補助金・税制優遇の検討などを示した。



□気候変動分野

今週は当該分野に関する会合は開催されなかった。