政策センシング
■2012年3月第1週(2012/02/27~03/04)の動き(報告:佐々木努)
□エネルギー分野
27日に天然ガスシフト基盤整備専門委員会が開催され、天然ガスシフトを実現するための論点整理がなされた。天然ガスシフトの目的や意義の他、「官民の新しい役割分担はどうあるべきか、インフラ整備のコストとその負担の姿、広域整備などを実現するうえで必要な規制の緩和や新たな制度」(日刊工業新聞、2012/2/28)などの論点を、ガス事業者やガス需要家などの意見を踏まえつつ4月下旬に素案を提示、6月中旬に方針をとりまとめるスケジュールとしている。
また、29日には省エネルギー部会が開催され、前回までの部会での議論を集約し“総合資源エネルギー調査会省エネルギー部会中間取りまとめ

さらに、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の買取価格や期間などを検討する“調達価格等算定委員会”の委員人事が29日に参議院を、1日に衆議院を通過した。委員は、辰巳菊子・日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事、山内弘隆・一橋大学大学院教授、山地憲治・地球環境産業技術研究機構研究所所長、和田武・日本環境学会会長、植田和弘・京都大学大学院教授の5人となった。
□気候変動分野
27日に2013年以降の施策検討小委員会が開催され、自動車WGのとりまとめ資料

また、2日には2013年以降の施策検討小委員会が開催され、エネルギー供給WGのとりまとめ資料

これら2013年以降の施策検討小委員会、およびその傘下の各WGでのとりまとめ資料は、29日開催の地球環境部会でも報告された。なお、同部会では2013年以降の施策の他、気候変動に関する適応の話題も議論されている。