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英国PPPに学ぶ
プロジェクトの先進リスクマネジメント・セミナー
開催のご案内


謹啓

 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 日本では、PFI推進法が成立してから10年が経過し、実施方針の公表件数は300件を超えました。今や、公共団体が新たな公共投資を行う場合には必ずPFI方式を含むPPP手法の適用可否の検討がなされる等、確実に根付きつつあります。
 しかし、PFIが目指す官民の適切なリスク分担とそのマネジメントという点に着目すると、日本の取り組みには依然として改善すべき点があります。発注者側のリスクの抽出や評価、対策の検討は散発的にしか行われておららず、「できるだけ多くのリスクを民間に移転すべき」といった一面的な考え方も散見されます。一方、PFI事業に参画する民間事業者側でも、体系的なリスクマネジメントの経験に乏しいのが実情です。
 今後の市場を展望すると、国内ではますますPFI的なプロジェクトの比率が増加し、従来型公共事業は減少していくと考えられます。また、日本企業にとっては新興国を中心とした海外市場の重要性が増さざるを得ません。そこでは、日本に比べてリスクが複雑・広範で、事業収益への影響も格段に大きく、体系的なリスクマネジメントのノウハウは必須の課題となります。
 本セミナーでは、PPP事業が最も進んだ英国のトップコンサルティングファームであり、今年度のQueen's Award for Entereprise(女王賞:企業部門)を受賞したCurrie & Brown Group より、リスクワークショップを用いたリスクマネジメント手法について、ケーススタディを基にご紹介します。また、日本のPFI事業におけるリスクマネジメントの方向性や、民間企業に求められる取り組みについて、日本総総合研究所よりご提案します。
 本セミナーは日本へのPFIの導入期以来、継続的にご支援をいただいている在日英国大使館のご後援を賜り、会場をお借りしての開催となります。お忙しい中でのお誘いではございますが、奮ってご参加賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
謹白



日時 2009年7月17日(金)
10:00~12:30, 13:30~16:40(受付9:30~)
場所 在日英国大使館 ニューホール
住所:東京都千代田区一番町1 
電話:03-3288-4940(株式会社日本総合研究所 セミナー事務局)

プログラム
10:10~10:15 在日英国大使館 貿易・対英投資部
    ディレクター ディヴィッド・ケアンズ様 ご挨拶
10:15~10:35 「今なぜリスクマネジメントが必要なのか」
    株式会社日本総合研究所 創発戦略センター所長 井熊 均
10:35~12:30 「英国における学校事業(BSF)の実践的リスクワークショップの事例紹介」
    Mr. Jim Crossman, Head of PFI/PPP and Risk Management,
    Currie & Brown Group Limited
13:30~15:40 「英国における廃棄物処理事業の実践的リスクワークショップの事例紹介」
    Mr. Jim Crossman, Head of PFI/PPP and Risk Management,
    Currie & Brown Group Limited
15:50~16:30 「日本におけるリスクマネジメントの動向と実施方法」
    株式会社日本総合研究所 創発戦略センター

プログラム内容
「英国における学校事業(BSF)の実践的リスクワークショップの事例紹介」
「英国における廃棄物処理事業の実践的リスクワークショップの事例紹介」
  事例を中心に、プロジェクトリスクの可視化の方法と効果についてご紹介します。本セミナーでは、当社の実施するリスクマネジメントの方法の中から最も効果を得やすい方法のひとつとして「リスクワークショップ」をご紹介し、リスクワークショップによる実践的なリスク対応策をご提示します。
学校事業(ビルディング・スクールフォーザフューチャー:BSF)の例
ニューハム ロンドン特別区、第1,5 BSF事業
事業費:約200百万ポンド(300億円)
事業開始:2006年
  サンプル学校事業として2件のPFI事業を含む新規建設(1件)、部分新建設(1件)、設計施工(2件)を実施。C&B社によるクライアント側のアドバイザリーチームとして、将来の運営コストを設計プロセスの段階で最大限に低減するためのFMチームを組成。
廃棄物処理事業の例
東ロンドン廃棄物処理公社PFI事業
事業費:約140百万ポンド( 210億円)
事業期間:2002年~2032年
  ロンドン東4地区内87万人が排出する廃棄物の処理を行う事業。フロッグ島にはバイオ資源再生施設、オプティバッグシステムとリサイクル、再利用センターが整備され、ジェンキンスレーンには大型バイオ資源再生施設とサバイバルバッグ資源再生施設と市民娯楽センターが整備されている。

講師略歴
Mr. Jim Crossman
(Head of PFI/PPP and Risk Management, Currie & Brown Group Limited)

 Mr. Jim Crossman は土木エンジニヤリングサーベイヤー協会の会員であり、建設産業を対象に30年以上の業務経験を有しています。一般的な建設プロジェクトから特殊プロジェクトまで、幅広い分野に知識と専門性を持ち、特殊なソリューションが求められる事業スキームやヨーロッパ、中東での高度なプロジェクト運営などを手がけてきました。
 1990年代には、英国政府の推進するPFIプロジェクトを担当するようになり、様々な先進的なインフラ事業に従事。その間、公認リスクマネジメントファシリテーターとなり、業界内のリスクマネジャーへの指導・研修も多数実施しています。
 これまでにEU各地で100件以上のPFI/PPPプロジェクトに従事しており、PFI/PPPプロジェクトにおける調達とリスクマネジメントの第一人者でもあると共に、業界紙に対する論文等の寄稿や、事業争議への対応も数多く行っています。

定員 50名(先着順・事前登録制)
対象 ○国、地方自治体のPFI/PPP事業関係者
○民間企業のPFI/PPP事業担当者および関係者
○民間企業の事業開発担当者および関係者
参加費 無料
申込締切 2009年7月9日(木)12:00
※定員になり次第、締切とさせていただきます。
講師への
質問
セミナー内容に関して講師にご質問がある方は、事前に以下の連絡先までE-mailにてお送りください。その際、メールの件名を「リスクマネジメントセミナーへの質問」としてください。セミナー当日の質疑応答の際、主なご質問からいくつかを取り上げご回答する予定です。
お問合せ
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター 稲垣、金城、中村
E-mail:inagaki.850008@jri.co.jp
TEL.:03-3288-4940(直通) FAX:03-3288-4689

セキュリティーチェックご協力のお願い

英国大使館では、ご来賓の皆様のセキュリティーチェックを行なっております。
ご来館の際は:

・本案内状と写真付き身分証明書(運転免許証、パスポート等)を持参下さい。
・手荷物の検査をさせて頂く事がございますが何卒ご協力の程お願い致します。
・お車でのご来館はご遠慮下さい。公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。

・For security purpose, please bring 1) invitation and 2) your photo ID.
・Please cooperate if any additional security checks are necessary.
・We suggest you travel by public transport or taxi.