リサーチ・レポート No.2026-004
《2026~27年度関西経済見通し》関西経済は一時減速も、緩やかに回復 ~新たな観光需要の取り込みや供給制約の克服に資する産業育成を~
先行きの関西経済は、一時的な減速を経て緩やかな回復基調に復する見通し。
企業部門では、当面、中東情勢の緊迫化を受けた資源価格の上昇やサプライチェーンの混乱が企業活動の重石に。一方、世界的なAI関連需要の拡大が関西の製造業にも波及し、生産や輸出を押し上げ。設備投資は緩やかな拡大が持続する見込み。
家計部門では、賃上げの持続と政府によるエネルギー価格抑制策のもとで、実質賃金は前年比プラスを確保していく見込み。もっとも、物価高への警戒感がくすぶり続けるなか、個人消費の回復は緩慢にとどまる見通し。
以上を踏まえ、関西の実質経済成長率は2026年度+0.3%、2027年度+1.0%と予想。
関西経済は、インバウンド需要の変化や資源供給制約の強まりといった外部環境の逆風を、成長の契機としていくべき。ターゲットの多様化による新たな観光需要の取り込みや、エネルギー供給制約の克服に資する成長産業の育成に期待。
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