コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経済・政策レポート

リサーチ・フォーカス No.2026-030

インドで「実体経済の堅調」と「金融市場の低迷」が併存する理由

2026年08月04日 熊谷章太郎


インドでは、実体経済が底堅く推移する一方、金融市場の低迷が続いている。こうしたなか、政府とインド準備銀行は、一段のルピー安が実体経済に悪影響を及ぼすことを警戒し、相場安定に向けた施策を相次いで導入している。

ルピー安の背景:足元のルピー安は、経常収支、内外金利・インフレ格差といった、従来の要因だけでは説明しきれない。世界的な半導体・AI(人工知能)ブームを背景に、①新興国から半導体・AI関連銘柄が豊富な先進国の株式市場へ投資資金がシフトしていること、②AI技術の更なる発展と普及に伴う業務代替が、インドの大手IT企業の収益を押し下げるという見方が広がっていること、の2点が足元の株式や通貨の下落圧力となっている。

金融市場の安定に向けたインドの対応:資本流入を促進して金融市場を安定させるため、当局は外国人投資家への規制緩和や税制優遇措置を打ち出した。一連の政策により、足元にかけて金融市場は安定しつつあるが、当局は今後も市場を注視し、必要に応じて追加措置の導入や為替市場への介入を実施すると予想される。また、インドのIT産業がAIに代替されにくいビジネスモデルに変革するように促す構造的な支援策も活発化すると考えられる。


(全文は上部の「PDFダウンロード」ボタンからご覧いただけます)
経済・政策レポート
経済・政策レポート一覧

テーマ別

経済分析・政策提言

景気・相場展望

論文

スペシャルコラム

YouTube

調査部X(旧Twitter)

経済・政策情報
メールマガジン

レポートに関する
お問い合わせ