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リサーチ・アイ No.2026-033

韓国、半導体の価格上昇が消費者物価を押し上げ ― パソコン、スマートフォンなど幅広い電子機器に波及 ―

2026年07月24日 今川冬馬


韓国では、世界的なAIブームを背景に、同国企業が高いシェアを占めるメモリ半導体の価格が過去に例のないスピードで高騰。AIデータセンター向けの先端メモリに対する需要が強まるなか、半導体メーカーは生産能力を先端品に振り向ける動き。この結果、汎用メモリの需給もひっ迫し、価格上昇に広がり。

メモリ半導体価格は今後も高止まりする可能性。韓国の半導体産業では、生産能力の拡大に合わせて、生産も高水準で推移。こうした需要拡大を背景に、サムスンやSKハニックスは大型投資を計画しているものの、大規模工場の稼働開始には一定の時間を要する見込み。さらに、稼働開始から量産までに数か月から1年程度のタイムラグが存在し、本格的な供給拡大は2027年以降となる見通し。

半導体の価格高騰は、すでに、パソコン、スマートフォン、ゲーム機、ストレージなどのメモリ搭載製品の価格に波及。これら製品の価格上昇は消費者向けの耐久財価格を押し上げる一因に。今後、自動車やスマート家電など幅広いメモリ搭載製品への価格転嫁が進めば、インフレ圧力は一段と強まる可能性。


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