2021年05月26日
各位
株式会社日本総合研究所
教職員向け研修への「SAKIアカデミアプログラム」無償版提供開始について
~大学生向けも継続 若年層におけるサステナビリティ人材の育成に一層貢献~
株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 谷崎勝教、以下「日本総研」)は、サステナビリティ人材を育成することを目的に大学等アカデミアを対象に無償で提供しているSAKIアカデミアプログラム(以下「本プログラム」 注1)について、2021年度はより若い世代の育成にも貢献するため、高等学校等の教職員向け研修としての提供も開始します。
■背景と目的
持続可能な社会を目指す活動を推進するには、産業社会におけるサステナビリティの実情と課題を理解する人材を数多く育成することが欠かせません。そこで日本総研では、未来を担う若い世代を対象とする本プログラムの提供を、大学等において2020年10月から無償で行っています。これまで受講した学生からは、ESGやSDGsに関連する世界と日本の動きの全体像をはじめ、企業のサステナビリティへの取り組み状況について理解が進んだなど、高い評価をいただいています。
2021年度は、昨年度同様大学生等を対象とするほか、高等学校等の教職員向け研修としての提供も開始します。2020年度に始まった新学習指導要領では、持続可能な社会の担い手育成のため、地域・社会や産業連携によるキャリア発達が謳われるようになり、高校生にとってもサステナビリティの理解は重要なものとなってきました。日本総研は、本プログラムを教職員向け研修として提供することで、より若い世代の育成にも貢献します。
■2021年度における本プログラムの特徴
今回新たに加わった教職員向け研修は、産業や職業への理解が大学生ほどには進んでいない高校生等向けであることを前提に設計しました。例えば、アパレルや食品ロス、プラスチックごみといった誰もが当事者意識を持ちやすい問題を事例として選定することで、サステナビリティに関する産業界の動向と個人の関心を紐づけしやすくしています。また、電気自動車や植物由来肉といったニュースでよく取り上げられる最新の話題について、授業での説明や生徒間のディスカッションのファシリテーションを行う際に留意すべき点なども解説します。生徒の理解度評価の観点も提示します。
なお、これまで実施してきた大学生等向けの本プログラムの内容には変更はありません。
■本プログラム概要
・内容: ESG/SDGsを巡る国内外の動向、産業セクター別の主なリスクと機会、ビジネスで
SDGsに貢献する企業の特徴、サステナブル・ファイナンスの活用
・講義方式: オンラインまたは対面
・担当講師: 日本総研研究員
・所要時間: 1コマ90分/1機関・年間
・提供期間: 2021年6月9日~2022年3月11日
・対象: ①日本国内の大学および大学院の講義等
②高等学校の教職員向け研修(個人の研修は対象外です)
・申込資格: 対象となる教育機関の教員あるいは職員
②については複数の高等学校を取りまとめた上での申し込みも可能です
・申込期限: 2021年12月17日(金)17:00まで(先着20機関)
※ご注意
・日程や講義方式等の詳細については、個別にお問い合わせください。なお、今回の無償版
の内容は、本年度の教育環境に応じて開発されたものです。内容の変更については基本的
に応じられませんので、予めご了承ください。
・担当講師の指名には応じられないことがあります。
・受講する学生や担当教員の方には、所定のアンケートをご依頼することがあります。
・日本総研東京本社または大阪本社からの講師の交通費については、教育機関側にご負担
いただきます。
注1: SAKIアカデミアプログラム
日本総研が開発した、産業社会におけるサステナブルな未来を考える人材育成プログラム「SAKI」を基に、学生がESGやSDGsに関する知識をすばやく習得し、産業研究や企業選択に活かせる様コンパクトにまとめたプログラム
サステナビリティ人材育成プログラム「SAKI」のアカデミア向け無償版の提供について
(ニュースリリース/2020年8月6日)
https://www.jri.co.jp/company/release/2020/0806/
■本件に関するお問い合わせ先
【大学および高等教育機関の関係者様】
創発戦略センター 清水 電話:080-2404-1583
E-Mail:100860-SAKI@ml.jri.co.jp
【報道関係者様】
広報部 山口 電話:080-7154-5017