こうしたなか、クレジットカードを発行する金融機関やフィンテック企業は、消費者のクレジットカード利用を高めるため、以下の施策を講じている。 ① クレジットカードが持てなかった層がデビットカードに近い感覚で利用できるカードや、若年層の関心が高い暗号通貨で決済可能なカードの新規発行のほか、複数のカードの管理を容易にするアプリの開発等により、利用者の裾野を拡大。 ② 旅行や外食を中心に優遇していたリワードプログラムを、コロナ禍を受けた新しい生活様式のなかで支出が増加している食料品、ストリーミングサービス、オンラインショッピング等も優遇する仕組みに見直し。