新政権のスローガンには、バイデン氏が選挙中から繰り返し叫び続けてきた「結束(unity)」を掲げ、また閣僚人事には“Looks like America”との宣言通り、カマラ・ハリス副大統領を始め黒人のロイド・オースティン国防長官など人種、ジェンダーともに多様な(重要閣僚の半数以上は非白人、女性)「史上初」揃いの閣僚人事を登用した。白人の“エスタブリッシュメント”政治家であるバイデン氏のこうした先進的人事は斬新であり、また多くの米国人にとって「多民族民主主義国家が実現する」可能性の高まりを示唆した。