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リサーチ・アイ No.2020-012

2020年1~3月期GDP予測~個人消費の減少で前期比年率▲4.8%のマイナス成長~

2020年04月30日 成瀬道紀


2020年1~3月期の実質GDPは前期比年率▲4.8%(前期比▲1.2%)と、2四半期連続のマイナス成長に。新型コロナの影響で内外需要が大きく落ち込み。

①個人消費(前期比年率▲6.9%、前期比▲1.8%)
2四半期連続の大幅マイナス。感染拡大防止のための外出自粛で、サービス消費が大きく減少。とりわけ、外食や旅行では、3月の売上高が東日本大震災時を上回る落ち込みに。航空・鉄道などの旅客需要や、遊園地・映画館などの娯楽関連、浴場・理美容など幅広い分野においても、同様に大幅な落ち込みになったと予想。一方、財消費では、スーパーやドラッグストアなど日用品関連は、買いだめの動きもあり堅調であったものの、百貨店やアパレル関連では、3月に前年比3割前後の大幅マイナス。
②設備投資(前期比年率▲5.9%、前期比▲1.5%)
2四半期連続のマイナス。業績悪化懸念を受けて設備投資を先送りする動きがみられたほか、中国からの機械輸入が滞ったことも下押しに作用。
③外需(前期比年率寄与度+0.2%ポイント、前期比寄与度+0.1%ポイント)
輸出は、前期比年率▲18.2%の減少。財輸出は、新型コロナの震源地となった中国向けを中心に減少。サービス輸出は、訪日客数が3月に前年比▲93%減になるなどインバウンド需要が激減。一方、輸入は、生産活動が停止した中国からの大幅減が響き、前期比年率▲19.8%の減少。この結果、外需は小幅なプラス寄与に。

4~6月期の成長率は、リーマン・ショック後の2009年1~3月期(前期比年率▲17.8%)並みの落ち込みとなる見込み。緊急事態宣言の発令で国内の消費・投資活動が一段と縮小するほか、海外での活動制限の広がりを受けて輸出の減少幅もさらに拡大。もっとも、米欧ほど厳しい活動制限を講じていないため、米欧ほどの落ち込み(前期比年率▲30%程度)にはならない見通し。


2020年1~3月期GDP予測~個人消費の減少で前期比年率▲4.8%のマイナス成長~(PDF:338KB)
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