ニュースリリース
2012年9月19日
欧州債務問題長期化のからくり
欧州中央銀行制度による『隠れた救済メカニズム』と急膨張する各国の負担
問題意識
・欧州債務問題は、様々な混乱は生じつつも、決定的な情勢悪化は回避され、長期化している。これが可能となっている背景には、欧州中央銀行制度(ユーロ・システム)を通じて、問題国の金融機関に、半ば自動的に流動性が供給される「からくり」が存在。
-これは、いかなるメカニズムによるものか。
-どの程度の規模に達しているのか。
-持続性はあるのか。
・ユーロ圏各国が取り組むべき課題とは?
-スペイン問題にいかに対処するか。
危機のさらなる拡大・伝染を、いかにくい止めるか。
-ギリシャ問題の扱い。
構成
1.問題国救済の隠れたメカニズムとは?
2.なし崩し的に膨張する各国の潜在的な負担
3.ECBの政策運営の評価
4.今後をどうみるか
本件に関するお問い合わせ先
調査部 主任研究員 河村 小百合
TEL: 03-6833-1577
E-mail : kawamura.sayuri@jri.co.jp