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Business & Economic Review 2000年01月号

【シンポジウム】
顧客中心市場を勝ち抜くためのデビットカード戦略

1999年12月25日 創発戦略センター 新谷文夫、創発戦略センター 高村茂



  1. シンポジウムの趣旨

    1999年10月12日(火)、リーガロイヤルホテル早稲田において、第2回スマートバンキング・シンポジウム「顧客中心市場を勝ち抜くためのデビットカード戦略」を開催した。わが国初の本格的なデビット決済サービスである「Jデビット」を共通の事業基盤とするならば、金融業、流通小売業は、そのうえにどのような戦略を重ねていくべきかを検討するためのシンポジウムである。

    第一部では、弊社社長の小井戸雅彦より、問題提起をさせていただいた。デビットカードは単にキャッシュレス決済を提供するものではなく、顧客のコスト意識を変えつつあり、商品価格を「一物二価、三価」に変えていく。したがって、金融業や流通小売業は、このような顧客意識を先取りし、ビジネスモデルを構築することが重要ということである。また、第二部では、創発戦略センター主任研究員の高村茂より、「試行期間中のJデビット」の状況と「米英の先進的ビジネスモデル」を報告させていただいた。更に、第三部では、Jデビットに取り組む三人の有識者をお招きして、創発戦略センター副所長の新谷文夫の進行により、キャッシュアウトの可能性、ポイント還元カードの有効性を中心に新たなビジネスモデルの可能性を討議させていただいた。

    本シンポジウムは、東洋経済新報社より特別協力を賜ったことを冒頭に御礼申し上げる。

  2. 主催者からの挨拶と問題提起

    「デビットカード導入のもたらす課題」

  3. 国内外の現状報告

    「Jデビットの現状と米英の推進状況」

  4. パネルディスカッション

    「デビットカードによる顧客サービスの高付加価値化」
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