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地域ポータルサイトへのSEO対策導入

2003年06月17日 武藤一浩


SEO (Search Engine Optimization:検索エンジン最適化) 対策とは、検索サイトでの検索結果が上位となるようにウェブサイト作成を考えることです。
Googleを代表する検索エンジンでは、「ロボット」 と呼ばれるプログラムがインターネット上を常に巡回し、得られた ウェブサイトの情報を元にデータベースに索引化し、独自の評価基準 ロジックによって検索結果の順位を算出しています。

つまり、この評価基準ロジックを理解し、それに合致したウェブサイト を作成することがSEO対策となります。 具体的には、ヒットさせたいキーワードをサイト内でルールにしたが って使用し、Warld Wide Web Consortium (W3C) から発表されているHTML基準にしたがって、HTMLページを製作するような対策です。

しかし、Yahoo! Japanのカテゴリー検索に代表されるような、人為的に情報登録と検索結果の順位操作が行われているディレクトリの表示順位はSEO対策の対象外となります。 民間企業では、SEO対策によって自社サイトのアクセス数を増加させ、 ビジネスに対するウェブサイト経由の問い合わせを増やしていくことが目的となります。

また、自治体においても、ウェブサイトのアクセス数 を増やし、サイト内の活性化させることから、地域の発展や活性化など の地域振興につなげることが期待されます。 また、SEO対策はTOPページだけでなくサイト内におけるページごとに適用することが大切です。

特に、ポータルサイトのようにサイト内に 様々なテーマを抱え、コンテンツの増加に伴いページ数も増加していく ような場合は、それぞれのページごとに誘導したいユーザの想定が変わ ります。ですので、SEO対策としては、ページごとに検索でヒットさせたいキーワードの選定もポイントです。 今、特に地域ポータルサイトをより活性化させる1つの手法として、SEO対策は有効となるのではないでしょうか。

事実、SEO対策は小規模からでも実施できるため、徹底することによって大きなアクセス数を獲得している自治体の事例もあります。「電子自治体フォーラム」でも、 地域ポータルサイトにおいてどの程度SEO対策がされているかの調査も 進めていきたいと考えています。

また、地域ポータルサイトの活性化には、SEO対策以外にもコンテンツの更新手法や運営体制など考えなくてはなら ない課題が色々とあると思います。電子自治体フォーラムの中でも、その1つ1つを明らかにし、サイト活性化の具体的な手法を提案していけたらと考えております。
 
※eyesは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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