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リサーチ・アイ No.2025-152

人手不足感と乖離する失業率 ― 主因は職業間でのミスマッチ拡大、職種間の円滑な移動に向けた取り組みが急務 ―

2026年03月18日 古宮大夢


企業の人手不足感が強まる反面、失業率は下げ止まり。失業率と日銀短観の雇用人員判断DIは、コロナ禍前までは概ね同じ方向に推移したものの、その後は乖離が拡大。

その背景には、就業に至らない失業者が増えていることが指摘可能。女性の労働参加が進むなかで、非労働力人口から失業者への流入が一定程度みられる一方、失業者から就業者への移行がそれを十分に吸収できていない状況。その結果、失業状態にとどまる人が増加しており、近年ではその傾向が鮮明に。

こうした動きの主因は、雇用のミスマッチ。なかでも職業間のミスマッチが拡大。事務職などで求職者が多い一方、専門・技術職やサービス業などでは求人が多く、人手不足が深刻化。スキルや職種が合致せず、求職活動を行っても就業につながらないケースが増加。

ミスマッチの解消に向け、人手不足職種の処遇改善や労働環境の整備に加え、異なる分野への円滑な移動を後押しする仕組みが不可欠。具体的には、①キャリア転換支援、②リカレント教育の拡充、③職務内容の明確化とスキルの可視化を通じた情報インフラの整備などが課題。


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