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リサーチ・アイ No.2025-107

関西以外の人々が万博を追体験できる取り組みを ~万博のメッセージや体験、成果の幅広い共有をレガシーに~

2025年11月05日 藤山光雄


大阪・関西万博の一般来場者数は、愛・地球博と同様に閉幕にかけて急増し、2,550万人強に。開幕前には機運醸成が十分に進まず、集客への懸念もみられたものの、結果として多くの人々を惹きつける万博になったと評価。

ただし、来場者の内訳を万博協会による開幕前の想定と比べると、海外からの来場者が想定よりも少なく、さらに国内からの来場者を地域別みると、関西および関東の割合が大きくなる結果に。また、万博開催期間中の大阪・関西の延べ宿泊者数は、外国人・日本人ともに万博開催前に比べて大きな上振れはみられず。大阪・関西の宿泊者数の伸び悩みは、日帰りで夢洲を訪れることができる関西からの来場者が多かったことを示唆。

加えて、万博の開催によって期待されていた日本経済へのプラス効果を感じている企業の割合も、近畿が突出。

以上のような状況を踏まえると、万博のメッセージや体験を万博会場に来られなかった関西以外(海外、地方)の人々に伝えていくことが必要。また、万博で得られた知見やつながりを関西以外の企業が活用できる仕組みも重要に。こうした取り組みは、万博の成果を幅広く共有するという観点から、万博の重要なレガシーになると思料。


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