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リサーチ・フォーカス No.2024-045

第2次トランプ政権発足のインド経済への影響

2024年11月18日 熊谷章太郎


2024 年 11 月の米国大統領選でトランプ氏が勝利し、それに伴う政策変更が各国にどのような影響を与えるかが注目を集めている。予想されるインド経済への影響は、以下の通りである。

米中対立が激しさを増すなか、米国が世界政治・経済におけるプレゼンスを着実に高めるインドを重視する基本方針は変わらない。両国は、エレクトロニクス産業、デジタル産業、クリーンエネルギー産業などを重点分野において経済関係の拡大を目指すと見込まれる。

ただし、①米国サイドのインドに対する輸入関税引き上げやビザ発給要件の厳格化、②インドサイドの輸入規制の厳格化、サービス業の外資規制の継続、ビジネス環境の未整備、などが、二国間の経済関係発展の制約要因となるリスクを見ておくべきである。第1次トランプ政権時と同様、政治面で関係を深める一方、いくつかの分野で通商対立が生じる可能性も無視できない。

この他、インド経済は原油価格の変動や米国の金融政策に影響を受けやすいため、米国の環境・エネルギー政策や対外政策の変化が、エネルギー価格や金融政策の変化を通じて間接的にインド経済に及ぼす影響にも注意が必要である。

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