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【IT動向リサーチ】
メタバースの概要と動向 ~ビジネスシーンでの活用に向けて~

2022年07月01日 先端技術ラボ 金子雄介、間瀬英之、西下慧


本レポートは、メタバースについて、企業での活用を展望し、概要と動向をまとめた。

メタバースは、仮想空間を提供するサービスを総称するキーワードして注目を集めている。本レポートではメタバースを、インターネット上の仮想空間にアバター(自分の分身であるデジタルキャラクター)で参加し他者とコミュニケーションすること、と定義した。新しい概念ではなく2000年代からサービスが存在していたが、フェイスブック社のメタ・プラットフォームズへの社名改称(2021年10月)を契機に再注目されている。メタバースは、これまではゲームプラットフォームとして認識されることが多かったが、フェイスブックやマイクロソフトといった大手IT企業が参入を表明してからは、次世代のデジタルコミュニケーションの形として認識されるようになった。

GPUの進化や高速通信網の普及により、没入感の高いメタバースサービスを安価で簡単に体験できるようになった。また、COVID-19パンデミック以後のウィズコロナの中、生活や仕事におけるオンラインコミュニケーションが急速に普及した結果、オンライン上でも物理空間により近い感覚で交流したいという需要が増した。

メタバースはビッグテーマであり、VR(仮想現実)に加えて、デジタルツイン(物理空間をデジタル空間に再現し同期させる仕組み)やNFT(非代替性トークン)といった概念・技術と併用することもできる。また、このような新興技術が、メタバースの枠組みで注目されることで、ユースケースが明確化されてきている。

メタバースが普及する要件として、メタバースの滞在時間を延ばすための魅力あるコンテンツや操作性、物理的に実現困難な環境を創出できるという仮想空間の優位性を生かしたシミュレーションや非現実的体験、の2点を主に挙げることができる。

メタバース内で自社の業務を行ったりサービスを提供したりする企業の視点では、メタバースを普段使いのツールとして活用することで、メタバース特有の価値の提供や業務効率化が展望される。業務効率化の観点では、集会・催事やシミュレーション分野での活用が比較的早期に進むと考えられる。一方、メタバースに最適化したサービス提供は、ユーザ端末(スマートフォン、ゲーム機など)の性能と普及度に依る。

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