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リサーチ・アイ No.2021-077

資源高によるインフレ加速がユーロ圏の個人消費を下押し~回復途上の自動車、対面型サービス消費を圧迫~

2022年03月16日 栂野裕貴


ウクライナ情勢の悪化で、欧州では、原油・天然ガス価格が高騰。先物市場の参加者は今後の価格も高止まるとの予想。

資源高で、欧州のインフレは一段と加速する見込み。仮に、今後の原油・天然ガス価格が先物市場の予想通りに推移する場合、ユーロ圏の消費者物価(HICP)は、ガソリン(ウェート5%)や光熱費(同6%)などエネルギー価格の上昇で3%ポイント以上押し上げられる計算に。

エネルギー価格の上昇は、購買力の低下を通じて個人消費を下押し。生活必需品であるエネルギーの消費量はほぼ維持される代わりに、自動車や娯楽関係などの高額品やぜいたく品への消費が大きく減少する可能性。実際、支出の弾力性を計算すると、自動車、対面型サービス、娯楽サービスなどは消費全体の増減以上の幅で同じ方向に振れる傾向あり。

自動車やサービスへの消費は、新型コロナ感染の影響を強く受けており、回復が遅れてきた分野。感染の収束とともにこれら消費のリバウンドが景気のけん引役となることが期待されていただけに、物価上昇がコロナ後の回復をとん挫させる可能性も。


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