2022年03月16日
各位
野沢温泉村
一般社団法人 野沢温泉観光協会
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
株式会社日本総合研究所
野沢温泉村・野沢温泉観光協会・東日本旅客鉄道株式会社長野支社・株式会社日本総合研究所がウェルビーイングビレッジ推進に向けた連携協定を締結
~スポーツワーケーションによる、ニューノーマルにおける地方創生と健康経営の実現~
野沢温泉村(野沢温泉村長:富井俊雄、以下「野沢温泉村」)と、一般社団法人野沢温泉観光協会(代表理事:河野健児、以下「野沢温泉観光協会」)と、東日本旅客鉄道株式会社長野支社(執行役員長野支社長:松橋賢一、以下「JR東日本」)と、株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:谷崎勝教、以下「日本総研」)は、2022年3月16日付で「野沢温泉村のウェルビーイングビレッジ推進における連携協定」を締結いたしました。
四季を通じ、住民も村に滞在いただいた方も、村内の自然、遊び、スポーツ、食事、温泉などにより自然と体を動かし、身体的・精神的・社会的に元気になる、「ウェルビーイングビレッジ」の推進に連携して取り組みを進めていきます。
※ウェルビーイング(well-being)とは
身体の健康のみではなく、身体的・精神的・社会的に良好である状態のこと。
世界保健機構(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます」と定義されている。
【背景】
野沢温泉村は、国内最大級のスキー場と豊かな温泉資源を有する村として知られていますが、他の観光を主要産業としている地域と同じく、新型コロナウイルス感染症による移動制限により、地域経済に大きな打撃を受けています。一方で、観光地域DMOの設置やマウンテンスポーツを中心とした通年型マウンテンリゾートの形成を計画しており、スポーツ庁による「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2021」において表彰される等、スポーツと健康によるまちづくりを推進しています。
また、2020年から広がっている新型コロナウイルス感染症の影響により、人々の生活において、テレワークの普及や対面コミュニケーションの不足に起因する心身の健康状態の悪化が懸念されています。これらの課題は個人での対応のみならず、企業の人材戦略である健康経営としての対応も求められています。
さらに、日本政府も成長戦略実行計画の中で、「国民がwell-beingを実感できる社会の実現」を新たな日常に向けた成長戦略の考え方として示しており、これから迎えるニューノーマルな社会において、ウェルビーイングの重要性が高まっています。
【本連携協定の主な内容】
野沢温泉村では、急激な定住人口の減少や少子高齢化といった課題に対し、地域活性化に向けた取り組みをソフト・ハード両面にわたり実施してきました。今後も、野沢温泉村を訪れる多くの方々に「第二のふるさと」と思ってもらえるような、いきいきとしたむらづくりを行うべく、スポーツ健康まちづくり等の取り組みを進めてまいります。
野沢温泉観光協会では、村内の各組織の活動を結集し大きな発信力へと変換する活動や、観光協会会員のみなさんと共に長野県内外や海外に向けて、野沢温泉の魅力の発信・宣伝活動を展開してきました。地域観光DMOへの参画や、観光DXへの対応等により、より一層の発信力をもった取り組みを進めてまいります。
JR東日本では、新たなライフスタイルの創造を進めていくうえで、新しい働き方・暮らし方を実現するワーケーション等の新たなツーリズムや移動の在り方を提案しています。新しいライフスタイルを生み出すとともに、この取り組みを首都圏や各地域へとつなげ、移動の活性化や関係人口の増加を図り、地方創生を進めてまいります。
日本総研では、スポーツによる社会課題の解決を目指し、健康増進、地方創生、まちづくり、働き方改革等への事業を実施してきました。スポーツによる社会課題の解決がより大きな社会的な動きとなるよう多方面との連携も含めた取り組みを進めてまいります。
本協定においては、4者のこれまでの活動を連携し、野沢温泉村の有する豊かな自然やスポーツ環境を活かし、住民や村に滞在した方がウェルビーイングになれる村である、ウェルビーイングビレッジとしての推進を行うため、主に以下の事項について、取り組みを進めてまいります。
①スポーツ・健康まちづくり推進に関する取組
②スポーツツーリズムの推進に関する取組
③地域活性化に資する官民連携等に関する取組
【具体的な取り組み概要】
本協定に基づく具体的な取り組みの一つとして、スポーツワーケーション(スポーツ×ワーク×バケーション)の推進を行います。主にビジネスマンの方々に対し、自然環境内でのスポーツ実施を中心に、食事、温泉などによりウェルビーイングになっていただき、良いパフォーマンスで仕事を実施いただくとともに、中長期滞在による村民との交流やスポーツによるコミュニティー形成により、第2のふるさととして何度も再訪いただける関係人口の増加を推進していきます。
取り組みの中では、スポーツワーケーションによる効果を検証することを目的として、参加者の方々の滞在期間中の主観的・客観的ウェルビーイングの測定を実証事業として実施します。また、個人や企業向けのツアー商品としての企画・販売等を実施していきます。3月22日~25日には「野沢温泉スポーツワーケーションツアー」として、個人向けモニターツアーの参加者募集を開始しています。
こうしたモニターツアーをはじめとして、実際の事業実施の取り組みを行うとともに、関連団体等との連携や情報発信を行うことで、より良いウェルビーイングビレッジの推進を行っていきます。
【本件に関するお問い合わせ】
野沢温泉村 竹井 TEL:0269-85-3114
野沢温泉観光協会 佐藤 TEL:0269-85-3155
JR東日本長野支社 広報室 TEL:026-224-5304
日本総研 広報部 山口 TEL:080-7154-5017