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リサーチ・アイ No.2021-047

ガソリン高が米国の個人消費に及ぼす影響は限定的

2021年11月08日 高野蒼太


エネルギー価格が世界的に上昇するなか、米国のガソリン価格も今春から4割上昇。ガソリンは米国の家計にとって生活必需品であることから、ガソリン価格の上昇は家計負担の増加に直結し、他の財・サービスの消費余力を圧迫する懸念。

もっとも、消費に占めるガソリン関連消費の割合は低下しているため、価格上昇による消費への悪影響は従来よりも限定的。この背景には、コロナ禍で自動車を利用した移動が控えられているほか、自動車のエネルギー効率が趨勢的に向上していることも指摘可能。とりわけ、ガソリン車の燃費改善などによって、エネルギー効率は2010年代に入ってから1割程度改善。

試算によれば、ガソリン価格が4割上昇した場合の消費の下押し幅は足許で▲0.36%に過ぎず、10年前の2011年(▲0.69%)の約2分の1まで低下。


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