失業なき雇用流動化-成長への新たな労働市場改革

- 著者
- 山田久(調査部)
- 出版社名
- 慶應義塾大学出版会
- 出版日
- 2016年5月30日
- 価格
- ¥2,700(税込)
▼働き方を変えれば、日本が変わる!
働く人々が職場や会社を安心して自由に移動できるようになれば、経済に活力が生まれる。本書は、高い賃金保障に軸足を置いた新たな雇用のあり方や、労使政の連携による就労・再就職支援システムなど、「成長につながる」方策を提言。柔軟で多様な働き方が、閉塞する日本を救う!
目次
- はしがき
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序 章 日本の雇用システムの何が問題か
- 1.雇用政策論議の混乱要因
- 2.本書のテーマとアプローチ法
- 3.各章の概要
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第1章 雇用流動化は経済を活性化するか
- 1.はじめに
- 2.雇用流動化の是非をめぐる理論
- 3.解雇規制と経済パフォーマンスの関係
- 4.本書の問題設定
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第2章 日本の労働移動の変化と生産性への影響
- 1.はじめに
- 2.企業間労働移動について
- 3.企業内労働移動について
- 4.生産性との関係
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第3章 「デマンド・プル型」労働移動をどう増やすか
―― 主要産業比較からみた経済活性化につながる雇用流動化の条件- 1.はじめに
- 2.雇用流動化と経済活性化の関係
- 3.自動車産業とエレクトロニクス産業の対比
- 4.情報通信業と医療・福祉産業の比較
- 5.経済活性化につながる雇用流動化の条件
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第4章 雇用システムは経済パフォーマンスにどう影響するか
―― 日米独比較からみた含意- 1.はじめに
- 2.雇用の流動性の国際比較
- 3.日米独の雇用システムの比較
- 4.経済パフォーマンスと雇用システムの関係
- 5.米独との比較からの含意
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第5章 スウェーデン労働市場に学ぶ
―― 雇用流動化を受け入れる労働組合と積極的労働市場政策- 1.はじめに
- 2.スウェーデン経済の変遷
- 3.労働市場の特徴からみた日瑞パフォーマンスの違い
―― カギは雇用流動化に対する労働組合のスタンス - 4.未完の積極的労働市場政策
- 5.スウェーデンの雇用の「受け皿」創出力の源泉
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第6章 経済活性化につながる労働市場改革
- 1.はじめに
- 2.雇用制度改革のプロセスの問題
- 3.解雇ルールをどう見直すべきか
- 4.雇用・賃金のマトリックス・モデル
- 5.働き手にメリットのある限定型正社員のあり方
- 6.グループ企業内労働移動の再評価
- あとがき
- 参考・引用文献