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アルツハイマー病の診断・治療イノベーションの社会実装に向けた社会課題に関するレポート

2026年06月09日 徳永陽太、森下宏樹、中塔充宏、平野光希、野崎雪乃、紀伊信之


 本レポートは、2025年10月29日に開催された有識者会議「アルツハイマー病の診断・治療のイノベーションと社会課題に関する有識者会議 -新しい認知症観に立った診断と、共生社会に貢献するイノベーションの価値の最大化に向けて-」の議論内容を基に取り纏めたものであり、アルツハイマー病に関する革新的な診断・治療技術が共生社会に果たし得る役割を踏まえ、その価値の最大化に向けた社会的・政策的課題を提示するものである。
 アルツハイマー病は、症状が出現する前からアミロイドβの蓄積が始まっており、長期的に進行する連続的な疾患である。近年、科学の進展により、発症前の早期診断・治療介入を可能にするイノベーションの創出が期待されている。アルツハイマー病に対してより早期から介入することがベネフィットの最大化に繋がることが科学的観点から期待されるが、イノベーションを有効活用する環境整備が不十分であり、革新的な診断・治療技術を必要とする人が適切に享受できない可能性がある。
 本レポートでは、①国民全体への正しい知識・理解の普及、②社会における支援体制、③共生社会におけるイノベーションの価値最大化という3つの論点から、社会的・政策的課題を捉えている。また、それぞれの論点において、現状の診断・介入に関する課題、及び、イノベーション創出により顕在化・深刻化する課題にわけて整理し、各課題の背景や解決に向けた示唆を提示している。これらの課題に対する議論を進め、解決に向けた取り組みを推進することで、アルツハイマー病に関する革新的な診断・治療技術の価値の最大化につながり、共生社会の実現に貢献できる可能性がある。

協賛:日本イーライリリー株式会社

 本レポートは、株式会社日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門ヘルスケア・事業創造グループ、高齢社会・イノベーショングループが、中長期的な観点から社会貢献をしたいとの考えから、公正・公平な視点を心がけた上で意見を取り纏め、提示するものである。

※詳細につきましては、下記のレポートをご参照ください。
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