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8月も終わり、懸念された夏の電力危機も乗り切ることができそうです。...

2011年09月06日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2011/09/07)
8月も終わり、懸念された夏の電力危機も乗り切ることができそうです。数年前6000万kWを超えたピーク電力は5000kW程度まで押さえることができました。東日本大震災で電源が毀損された中、懸命の給電を行ってくれた電力会社の努力は多とするものの、猛暑の中で節電に協力してくれた需要家の貢献は見事でした。東日本大震災の際、世界が最も称賛した日本が誇るべき資質と言えます。

野田新政権ができて新たな政策運営への期待が集まっています。中でも、今のところ明確にされてはいませんが、成長戦略をどのように描くか、は最も重要なテーマの一つと言えます。その際に重要なのは、こうした日本の現場の力をどのように反映するか、ではないでしょうか。

前々回のメルマガでは、我々の次世代エネルギーのコンセプト「需要家主導のエネルギーシステム DEmand Side Driven Energy System (DES2)」をご紹介しました。日本経済を支えてきたナショナルレベルのエネルギーシステムと上手く整合させながら、需要家、近隣コミュニティ、自治体などが主体的に参加できるエネルギーシステムを作り上げようということです。各々が自由に創意工夫を発揮できる環境を整えば、現場の力を発揮して世界に類を見ないエネルギーシステムが生まれると考えています。

同じような効果が期待できる分野は他にもあるはずです。そこに眼をつけ、現場の力を活かす仕組みを作ることこそ日本の強みを活かした成長戦略になるはずです。

[ Ikuma's Photo ]
[写真上]蛍の夕日です。
※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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