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東日本大震災は東南アジア出張の最中に起こりました。...

2011年04月05日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2011/04/05)
東日本大震災は東南アジア出張の最中に起こりました。現地での会議を終えた後、東京のオフィスに電話をするもつながらず、千葉にある自宅への電話で震災の第一報を聞きました。そして、海外のテレビに流れる自国の惨状に茫然と立ち尽くしたのです。

4月2日現在、亡くなられた方の数は1万1千を超え、行方不明の方の数は1万5千を超えています。建築の被害は20万戸近くに達し、多くの方々が避難所などでの生活を余儀なくされています。亡くなられた方々には心より追悼の意を表させていただくと共に、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げさせていただきます。

被災地では、当地の方々に加え、自衛隊、消防署、海外からの支援団体、公共団体、企業、ボランティア団体等の方々による懸命の復旧作業が行われています。皆様のご活躍振りには心を打たれます。我が家では、大学の自動車部に所属する息子が被災地での搬送、自動車修理などのボランティアに参加させていただきました。その場にいない者には理解できない惨状の中で、ボランティアに参加させたいただいた側が「力を頂いた」と言うほど、現地の方々の素晴らしい協力があるといいます。未来に向けたこの国の光明を見る思いです。

現地の方々のご活躍に加え、さまざまな企業の方々の協力の姿を傍目に、コンサルティング、シンクタンクを生業とする我々は自らの力に忸怩たるものがあります。しかし、これから地域の再整備、インフラの見直し、エネルギーシステムの再構築、財政問題への対処、日本経済の立て直し、等々について、政策面でさまざまな取り組みが必要になります。その時、我々の成すべきことは何か、を見据え、被災された地域、そして、日本の復興のために必ずや貢献することを誓わずにいられないのです。

※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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