Business & Economic Review 2009年9月号:日本総研金融シンポジウム
世界的危機と新たな国際金融システムの構築に向けて
2009年09月01日 調査部
開催趣旨
弊社は、閉塞感強まるわが国の現状打破に向け、昨年来、シンポジウム開催をはじめ、「次世代の国づくり」をキー・コンセプトに活動を進めて参りました。アメリカのサブプライム問題に端を発した昨年来の金融・経済危機は、世界の現行金融・経済システムの脆弱性を露呈することになりました。日本の力強い再生を実現するためには、この問題に対処することを避けて通ることは出来ません。本シンポジウムでは金融システムのあり方という視点から最先端の理論を踏まえつつ、欧米を中心に現状を整理したうえで様々な角度から今後の方向性を展望しました。