コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経営コラム

IKUMA message

6月7日、横田基地で行われた駅伝大会に出場しました。4人一組で一人5キロを走る市民レースです。

2009年06月09日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2009/06/09)
6月7日、横田基地で行われた駅伝大会に出場しました。4人一組で一人5キロを走る市民レースです。出場数は定かではないですが、スタート地点には数百、もしかしたら千人に達しているかもしれないと思うほどの人が集まっていました。最近のランニングブームには驚くばかりです。恒例となっている冬のハーフマラソンもそうですが、こうしたイベントに出場すると、何時も一生懸命走る人達の姿に感銘を覚えます。走っている姿そのものだけでなく、その裏にある気持ちのようなものに対してでしょうか。

大学を卒業して会社に入った80年代には、どこに企業にも社員旅行や社内イベントがありましたが、90年代に入ると旧来の日本企業の慣習の多くは姿を消してしまいました。個人が尊重される風潮が広まったこともありますし、固定化したやり方に違和感を覚える若い人がいたことも理由でしょう。しかし、あくまでも自主的な形ですが、最近社内の人と一緒に参加する機会を求める向きが増えている、という声を聞きますし、今回のようなイベントに出るとそうした風潮を感じることができます。どんな会社でも毎日長い時間を一緒に過ごすのですから、同じ目標に向かって力を合わせている人達と共有するものを持ちたい、と思うのは自然の流れなのかもしれません。

昨年、この10年来信じていた市場信仰が崩れ去りましたが、こうした会社員の風潮の変化もどこか通じているように思います。ただ、あくまで80年代への回顧ではなく、螺旋階段を上っていくような進化あってのことですが。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上・下]駅伝大会の参加メンバーです。
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
経営コラム
経営コラム一覧
オピニオン
日本総研ニュースレター
先端技術リサーチ
カテゴリー別

業務別

産業別


YouTube

レポートに関する
お問い合わせ